点図形といえば
お受験準備期間に 必ず通る道ですね。
点を線でつなぐように描かれた図形を
点だけ描かれたスペースに模写するというのが基本になります。
点図形なんて簡単じゃない!!
なんでできないの?!?!?!
と 親は思ってしまいますが
初めて鉛筆を持って
机に向かってお勉強する子供たちにとっては
難しいことのひとつです。
まずは基本をしっかり押さえておかないと
ペーパー難関校ででる点図形問題はかなり難易度が高くなりますので
年中さん、新年長さんの期間までに
基本をしっかり反復練習しておく必要があります。
点図形
おすすめの問題集
こぐま会のひとりでとっくんシリーズ01「てんずけい1」は
まず3×3の点をつかって、簡単な線や図形を描くようなシンプルな問題からスタートしますので
点図形の基本を強化したい!!という方は ここからスタートするのがおすすめです。
基本的な点図形をマスターしたら
(志望校の難易度や出題傾向によっては ここで充分です。)
ペーパー最難関を受験する場合などはもう一歩進んだ、応用編にチャレンジします。
他にも
理英会のものもおすすめです。
レベル別、分野別に分かれているところが使いやすいです。
とにかく欲張らずに まずは基礎編をしっかりやることが肝心。
点図形の問題集を購入したら
かならずコピーをとっておくことをおすすめします。
繰り返し何度もやることで 感覚がつかめ、スピードもアップするからです。
無料サイトからダウンロードも可能!
もし市販の問題集をやりつくしてしまった!
そんなにたくさん問題集を買えない!という方がいらしたら
無料のサイトからダウンロードするという手もあります。
運筆が大事
点図形を習得するのに一番大事なことは
意外かもしれませんが
まず運筆をしっかりできるようにすること、と言われています。
点と点をしっかり結べているか
まっすぐに力強い線がかけているか
これができていないと 点と点の位置関係云々の問題の前に
正しい点図形が完成しないからです。
運筆が上手くできないお子さんに 点図形を模写させても
なかなかうまくいかず、お子さんにとってはストレスになってしまうことも。
急がば回れではありますが
運筆用の問題集を使うなどして
まずは正しい鉛筆の持ち方で、しっかりした筆圧で
自分の書きたいように線を描けるようにしておくことが大切です。
番外編 「こぐまのがくしゅう」
運筆や点図形の専門問題集ではありませんが
お受験準備を始めたばかりの方や、
まだお教室に行かず家庭で少しずつお勉強をスタートしたい方には
こぐま会の「こぐまのがくしゅう」という、基礎的な問題で構成されている書店会員限定の家庭学習教材がおすすめです。
大きくて、シンプルな問題が多く 導入にはぴったりかと思います。
↓
空間の把握
運筆ができたら
次は 「空間の把握」です。
まず「始点」を決めて
その始点は鉛筆を持つ手のほうから数えて何個目で、
上から数えて何個目の点なんだろう。
そこから次は、どこにむかって、線を引いたらいいのだろう。
その線は、どこか点の上を通過するのか、
それとも点と点の間を斜めに通過するのか。
そういったことを 一度に考える必要があります。
そういう位置把握、空間把握が苦手な子はいると思います。
とくに 点と点の間を斜めに線を引かなくてはならないケースが難しく、
次につなぐべき点を見失ってしまう子も多いです。
我が家もそのひとりでした。
うちは、点図形の基礎的な問題をたくさん解くことで感覚をつけさせるとともに
(「位置」「みぎひだり」の勉強ができるようになったら)
点を通過しない斜め線をひかなければいけない等の難易度がちょっと高くなる問題では
「1つ目の点は上から何番目、右から何番目」
「二つ目の点は上から何番目、左から何番目」というのを確認する癖をつけさせるようにしました。
しかし、ここで大事なのは「時間」
丁寧にすべての位置を「上から〇番目、左から〇番目」と確認していては
明らかに時間切れになります。
スピード感を持って正しく問題を解けるようになるためには
基礎力をしっかりつけた上で、練習練習、また練習なのだろうと実感しました。
空間把握と点図形の役にたつ知育玩具
そして、机上でのペーパー問題だけではなく
こういった具体物を使って「点と線(わごむ)をつかって
絵を描く楽しさ」のようなものを味合わせることをやってきました。
↓
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お受験の点図形は
問題はすべて白黒ですし
使う筆記用具も一色で解くことが多いので
こういったカラフルで楽しい知育玩具ですと
また新鮮な気持ちで遊ぶことができます。
他にも パズルや積み木なども
空間把握能力を高める遊びと言われていますので
お受験準備を本格的に始める前から 家での遊びに積極的に取り入れるようにもしていました。
点図形で煮詰まっているお子様がいらしたら
ぜひお試しになってみてくださいね。
お受験の問題集も
お見本のほうに
お母様やお父様が
1線目、2線目と バラバラの色をつけておいてあげると
なかなか感覚がつかめないお子様も真似しやすいかもしれません。