小学校受験を控えた新年長さん・年長さんたち。
時間がいくらあっても足りない!と思うこと、ありませんか。
ワーキングお受験ママの場合は朝が一番バタバタするのではないでしょうか。
しかし、新年長さん・年長さんになったら、この朝の時間をいかに有効活用するかが重要です。
今日は特にお受験を控える通勤ありの保育園ママにおすすめしたい朝時間の過ごし方をご紹介します。我が家もこれで乗り込えました!!
お受験を控えた共働き家庭の年長さんの朝の過ごし方
目次
トイレ習慣を身につける
朝、比較的時間がある年長さんは別ですが
7時台から保育園に預けなくてはならないご家庭の場合、朝お子さんのまとまったトイレ時間を確保するのが難しいのではないでしょうか。
しかし、朝、同じ時間にトイレ(大)をしておくことは、お受験考査のために絶対に身につけておきたい習慣なんです!!!
おトイレ(小)の場合は、比較的どの子も 考査直前に学校のトイレで済ますことができます。
しかし、トイレ(大)については、神経質な子だけではなく、多くの子がよく知らないトイレではできない!ということもあり
考査直前に便意があっても、我慢して考査に突入してしまうことも。
考査の途中で便意を催した場合、言い出しづらく我慢してしまう子もいるし
ぎりぎりまで我慢しておもらししてしまう子もいるようですね。
「お話の記憶」などの考査の途中で、トイレ(大)に行きたくなって、席を外してしまった子もいたと聞きました。
それは本当に可哀そうです。トイレ(大)にかかる時間は(小)よりも長いし、かなりの失点になったはずです。
また考査の途中でトイレに行きたくなると、絶対的に「集中力」は落ちます。
先生のお話や指示をいかにしっかり集中して聞けるか、がお受験の勝敗を分けるポイントの一つであるのに、トイレのことで頭がいっぱいになってしまうのは避けたいですね。
この為にも、
- 朝どんなに忙しくても トイレ(大)をするための時間を確保してあげること
- 何かが始まる前にはトイレ(小)に行く習慣をつけておくこと
は大事です!!
お着替え、おたたみの生活巧緻性のトレーニング
毎日のことなので、朝のお着替え、おたたみをすることも生活巧緻性のトレーニングになります。
出勤ワーママ保育園児の場合は、つい、脱ぎ着しやすい服を用意し、時間がないときはママが子どもの服をさっと着替えさせて、脱いだパジャマをさっさと洗濯機に持っていってしまうこともあるでしょう。
でもこれでは、朝の時間の無駄使いです。
園で「ボタンのない服」などの指定があるのであれば仕方ないですが
少しでもボタンがついている羽織ものや、リボンがついている服などを自分で着る練習をするといいですね。
また、ただかぶって、履いて、というコーデではなく シャツをボトムスにINしたり
靴下をしっかり上まで上げたりしなくてはならないコーデを用意して、毎日上手にお着替えと身だしなみを整える練習をしておきましょう。
身だしなみは自分で気が付いて直せるようにならないと、考査当日何の役にも立ちません。
子どもが見やすい大きな鏡が部屋にあるといいですよ。
また脱いだパジャマについても、そのまま脱いで洗濯機に投げておいてもらうのではなく、一度きちんと畳んでもらいましょう。
パジャマもボタンつきのものにすれば、手先の巧緻性のトレーニングにもなるし、たたむのが少し難しいので 生活巧緻性のトレーニングにもなりますよ。
お手伝い時間を確保
比較的時間がある専業主婦のママがいるご家庭は別ですが、共働き家庭の場合、「お手伝いをさせるくらいなら自分でやったほうが早い!」と、効率化を重視している方が多いと思います。
ただお受験の面接で、子どもによく聞かれる質問として
- 「おうちでのお手伝いは何をしていますか」
- 「どういうところに工夫してお手伝いしますか」
というのがありますよね。
子どもは嘘をつけない生き物なので、毎日ちょっとでもお手伝いをしてもらうほうがいいと思います。
- 郵便受けから新聞を取ってくる
- 朝食の食卓のセッティングをする
- 使いおわった洗面台を拭く
- 玄関で皆の靴を履きやすいように揃えて出しておく
などなど、なんでもいいので 1分もしないでできるお手伝いを毎日の習慣にしておくといいですね。
余裕があればペーパーを1~2枚やる
もしも登園までに5分でも余裕があれば、ペーパーをやってもいいでしょう。うちもやらせたりしていました。
経験者として言わせて頂くと、8時半や9時ごろに登園する幼稚園組さんにはできることかもしれませんが、我が子のように7時台に登園する保育園児さんに、朝ペーパーをやらせる時間があるなら、寝かせておいてあげたほうがいいような気もします。
もしペーパーをやらせる場合は、運筆やゲーム系、しりとりや迷路など、子どもが楽しんで取り組めるものだといいですね。
朝から嫌なことばかりやらせると、お勉強自体が嫌になったりするんですよね。ですから、朝は子どもが苦手なものをやらせないほうがいいと、私は思います。
登園前になわとびやドリブルなどのちょっとした運動
我が家はマンションのエントランスあたりで 朝ほんの少しだけ縄跳びをやらせたりもしました。
本当に2~3分だけだったりしますが、この小さなコツコツが、お受験にかけられる時間が限られているフルタイム共働き家庭にはとっても大切だったと私は思います。
登園時間を大切に
登園時間は大事な親子のコミュニケーションの時間でもあるし、お勉強の時間です。
我が家は、登園時間に
- なぞなぞ・クイズの出し合い(問題をつくるのもお勉強)
- 「あ」のつくもの探し
- しりとりやおしりとり
- 「あ」がつくものを5個あげる
- 面接練習
などをしながら行きました。
ただし、この登園時間に あまり厳しく「そうじゃないでしょ!」「もっと考えなさいよ!」などど追い込んでしまうと 朝から子どもの気持ちがダウンしてしまうばかりか、朝のママやパパとの貴重な時間が、子どもにとっていやなものになってしまうし、自己肯定感を下げることにもなります。
あくまでも楽しくやっていきましょう。
毎日忙しくて、限界を感じているお受験ママへ
そんなこと言われても、絶対できない!
これ以上、何を頑張れっていうのよ!!
と思うママもいらっしゃると思います。
私もそうでした。
しかし、小学校受験は中学受験とまではいきませんが年々熾烈になっているとも聞きます。大手幼児教室が学校別クラスを作っているような学校については、少子化になってもその人気はいっさい衰えていません。
強力なコネや、学校への強烈なアピールポイントがない限り、必死でお受験準備してきた家庭の中での少ない椅子をかけての競い合いになります。
私個人としては、お受験はママが必死になればなるほど、子どもが委縮してしまい残念な結果になるという思いがある一方、実際に今の小学校のママ友たちに話をきくと、皆さん相当な努力をしてご縁を頂いているのだということがわかります。
上のお子さんがすでにお受験を経験しているご家庭はお教室は個人の先生1本で!という方もいますが、多くの方がお教室を掛け持ちしていらっしゃることもわかりました。
きれいごとではなく、これが現実です。
必死になりすぎて、子どもを委縮させることなく、毎日の中に自然に、こつこつとお受験に役立つ準備を積み重ねていくことが大事なのだと思います。
お受験は永久に続くものではなく、確実に終わりがあります。
フルタイムでお仕事をしながら、お受験も家事も育児も・・と大変な日々かとは思いますが、確実に小学校入学前にはお受験は終わりますし、絶対どこかの小学校には入学できます。(公立小学校だって、メリットがたくさんあるんですよ)
だから「限界!」と思ったら、「お受験終了まであと〇日!」とカウントダウンしながら、毎日のお受験準備を親子で楽しくこつこつと進めていってくださいね。