小学校受験は
ペーパー重視校と言われている学校でも保護者本人面接があったり
親の小論文があったり
子供の行動観察があったりと
子供と親を多角的に見ている考査内容となっています。
今日は 特定の学校ということではなく一般論として
小学校受験の考査や面接で過去にこういうことがあったから
注意しておいたほうがいいですよ~と思ったことを
まとめて書いておこうと思います。
(考査、面接の注意点はあげたらきりがありません。
今日は王道というよりは『小ネタ』的にだだっと箇条書きでまとめたかったので
『番外編』と銘打って 記事をあげましたが『本編』はありません(笑)
強いてあげれば、このブログ全部が『本編』なのかもしれません。
それくらい、お受験の注意点は多岐に渡り
とても1記事でまとめられるものではないからです。
過去のブログで取り上げた内容も含まれており
重複している部分はご容赦ください。
少しでも参考になれば嬉しいです。
考査・面接で注意したいこと~番外編~
壁に耳あり障子に目あり どこからチェックされているか分からない!
「試験当日、親の待合室の後方(保護者は注意を前方に払っている状態)に
ひそかに先生がいた」
「待合室で『自由に過ごしてください』と言われ、受験番号順に何組かずつ部屋で待機していたけれど、各部屋に1人先生らしき人がメモをしながら座っていた」
「最寄り駅から学校までの途中に、(案内係としてなのか)先生らしき方が立っていた」
「考査当日は学校の回りや駅を 先生方が見回りしている」
などなどの経験談はよく聞きます。
ルールを守る、規律を重んじる学校では
たとえば「校内では携帯の使用はしないでください」など保護者にもルールを課すこともあります。
また「近隣の方のご迷惑にならないよう通学路で保護者の方の歩き方にも注意してください」というようなご注意がある学校もあるそうです。
そういった学校では 子供のみならず
保護者にも学校の定めた約束事をしっかり守ってもらいたいという願いがあります。
また、面接や考査ではなく、気を抜きがちな待合室での立ち居振る舞いこそ
その家族の真実の姿が出やすい場所であるため
様子をチェックされている可能性もあります。
待合室だから、試験後の帰り道だからと気を抜いてしまわないように注意しましょう。
共働き家庭は要注意!仕事のことを深く聞いてくる学校もある
共働き家庭=お受験に不利
というのは もう一昔前の話かもしれません。
我が家のように両親共に一般的なサラリーマンであるというご家庭よりも
「共働き」と言っても 比較的時間的な融通が効くような働き方をしている家庭や
サラリーマンではなくママも経営者だったり国家資格保持者だったりするパターンのほうが多いのかもしれませんが。
今はいろいろ制約があって
願書に親の勤め先まで書かせる学校は 減ってきているのかもしれませんが
その分、面接で仕事内容や事業規模などを聞かれる学校もあるようです。
私のお教室仲間は
ご夫婦ともにドクターでいらっしゃいましたが
我が家から見たら「この上ないハイスペック家庭!!」でしたけれど
その方が受けた学校では
仕事内容を詳しく聞かれ「命に関わる患者を責任と使命感を持って診ている」というようなお話をしたとき
学校側の反応は、意外にも芳しくなかったとか。
『もし学校で緊急事態が起こって
お子様を迎えにきていただくケースが出た場合、
病院の患者さんにも何かあったとき、学校のほうは対応可能なのか??』
という疑念を抱かせてしまったようで。
必死で、シッターさんのサポートを受けることや、子供を優先する気持ちはあることを説明したそうですが
結果は残念だったそうです。
お教室の先生は
「あくまで主役は子供なので、お父様、お母様のお仕事自慢にはならないようにしてください。
聞かれたことにだけ答えて、あとはできるだけ子供を中心に考えたいというスタンスを貫いて」
と仰っていました。
ハイスペック共働き家庭ですと
お仕事にも誇りと自信を持って取り組まれている方ばかりで
ご両親共に、ついお仕事について過剰に語りたくなってしまう方が多いのだとか。
「あ、うちもそういうタイプかも」とご心配になられた方は
ぜひGW明けくらいから たくさん開催されるであろう
お教室の模擬面接で経験を積んで
謙虚で誠実な受け答えの練習をされておくといいかと思います。
(我が家のように自信がない家庭も、ついおどおどした雰囲気を醸し出してしまうため
模擬面接で『自信満々なのもマイナスですが、あまりに腰が低いのも
信頼感がなくなってしまうので、もう少し堂々と!』と言われたことを今思い出しました。
特に大手幼児教室の模擬面接は、先生方も経験豊富で
的確なアドバイスや課題を下さるため ぜひ受けておかれることをおすすめします)
幼稚園・保育園を休んで受験勉強?と学校に思わせるのはNGか
これも よくお受験ママたちの間では話題になっていたことです。
面接時、先生から子供への質問として
「幼稚園の運動会はどうでしたか」
「保育園の運動会では何をしましたか」
「運動会はいつやりましたか」
「運動会では何を頑張りましたか」
など 秋の園行事(特に運動会)について質問されることが たまにあります。
その場合、どう答えたほうがいいのか…というのが
お受験ママ友の中でも 結構議論に上がりました。
私が一番信頼しているお教室の先生は
考査当日でなければ運動会には きちんと参加させたほうがいい というお考えでした。
子供にとっては最後の園での運動会になるし
年長ともなると、運動会でやること、与えられる役割も増え
皆でたくさん練習したり、達成感を味わって自信をつけたりするチャンスの宝庫である運動会は
思い出になると共に、成長の場でもあるからだそうです。
小学校受験の場合、
例えば東京校の事前面接などが園行事の運動会と重なってしまうことは多々あって
学校によっては「園行事と重なった場合、面接日程変更可」としてくださるところもあるくらいですので
学校側としても できれば園生活をしっかり満喫させてあげたいという想いがあるのだろうなと思います。
感染症や怪我をさけるため
お受験ぎりぎりのタイミングで開催される園行事を欠席する場合は
もし その園行事について子供に面接で聞かれてしまったら、
どう答えさせるかを事前に家族で相談し
練習をしておくといいのかなと思います。
本気度・志望度を試す質問を子供にされることがある
コロナ禍で 学校で開催される公開行事等が
どんどんなくなってしまったので
「〇〇さん(子供)は、この学校の運動会を観にきましたか」
「〇〇さん(子供)は、この学校に何回くらい来たことがありますか」
という質問は 今は されないのでしょうか。
コロナ禍がひと段落つけば
もしかすると そういった学校への本気度や志望度の高さを把握するための、
子供に対する質問も復活してくるかもしれませんね。
いくら親が「この学校が大好きで、単願です!第一志望です!」と言葉でアピールしたとしても
子供に対して
「〇〇さん(子供)は、この学校のお名前が分かりますか」
「今日着ているお洋服を着るのは何回目ですか」
「どこのお教室でお勉強していますか」
「この学校についてどんなことを知っていますか」
「この学校に入りたいと思った理由はなんですか」
というような質問がきた場合
その答えによっては
「このご家庭にとって当校は第一志望じゃないのかな」と面接官の先生に思われてしまう可能性もあります。
※ある学校では 過去に子供だけの考査中に
「昨日、〇〇小学校にも行った人~?」のように子供たちに聞いた学校があるそうです。
子供に嘘をつかせるのは あまり感心できることではないし
無理に教え込む必要はないと個人的には思いますし
多くの受験生に併願校があることは学校側も百も承知ですが
子供が面接中に違う学校の名前を言ったり
受けている学校の名前を間違えたりしないようにだけは注意しておきましょう。
たとえ、こういった間違いがあっても
学校側は微笑ましく見過ごしてくださるとは思いますが
横にいるパパママが焦ってしまって 別の失態を犯してしまう可能性もありますし
何より心臓に悪いですからね。
まだまだ 小ネタがたくさんありますが
今日はこの辺で!!
お受験準備や通勤の移動時の息抜きに
気軽に読んで頂けて
ほんの1ミリでも参考にして頂けることがあれば幸いです。
おまけ
この記事を書くにあたり
お教室から頂いた資料や 本、
私が個人的にまとめていたノートなどを見返していたのですが
面接の頻出問題として
(親に対して)
「電車に乗るときは どういうことに注意するように躾けていますか」
(子に対して)
「電車に乗るとき、どういうことに気をつけなさいとお父様やお母様に言われていますか」
というのがあるようですね。
我が家の自作面接質疑応答集にもこの質問と質問に対する答えをびっしり書いていました。
親はいくらでも その場で捏造(笑)できるかもしれませんが
子供は本当に普段言われていることしか、答えられないと思います。
現新年長さんは
お教室に通うとき(コロナ禍では車やタクシーを利用する方も多いのかもしれませんが)
公共交通機関に乗る際
必ず親子で「車内での約束事」を確認するようにしましょうね。