おはようございます。
この時期は、どんどん学校説明会に参加されているであろう年長さん、年中さんのママさんたち、お疲れ様です。
この時期に説明会をするのは主に私立小学校だと思います。
国立小学校は、もう少したってからですね。
実は我が家、最初の最初に小学校受験を意識しはじめたのが
『すぐ近くに国立小学校がある』からでした。
なので、国立小学校の説明会にもしっかり参加させていただきました。
私立、国立両方の説明会にでてみて『全然違うなあ~』と感じたことを
今回まとめてみます。
国立一本にしようか、私立を併願しようかと悩んでいる方々に
少しでも参考になればうれしいです。
- 私立、国立両方の説明会にでてみて『全然違うなあ~』と感じたことを
- 今回まとめてみます。
- 説明会会場が違う
- 用意されている資料やモノが違う
- 『ぜひうちの学校にいらしてくださいね!』というウェルカム具合が違う
- 説明会に参加している親の雰囲気が違う
- 国立小学校のいいところはやはり学費?
説明会会場が違う
国立小学校の説明会は、体育館などで行われたり
中には地面に座ったり、立ち見をしなくてはならないことも。
空調も完備ではないような場所もあり、説明会の時期はとても暑かった記憶があります。
ですから、今年国立小学校の説明会に参加させる予定の方は、涼しい服装や、床に座るようなことがあってもOKな恰好をしていくことをおすすめします。
私立小学校も、説明会会場が体育館&パイプ椅子というところも、もちろんありましたが
我が家が参加させていただいた小学校のほとんどは
立派な講堂で説明会を開催していました。
また入りきれなかった保護者用にサテライト会場のようなものが用意されている学校もありますよ。
空調も快適な学校がほとんどでした。
用意されている資料やモノが違う
国立小学校は、説明会でも、とても簡素な資料しか配られません。
スライドなどは見せていただけますが、基本的に資料にはお金をかけていない印象です。
我が家が、もし小学校受験が残念だったら行くはずだった公立小学校ですら、
カラーのパンフレットを用意していたので、「国立小学校って、とても倹約だな」と思いました。
これは決して悪い意味ではなく、堅実に学校運営をしているのだな、無駄遣いを控えているのだなという意味です。
一方、私立小学校は、オールカラーのパンフレットをしっかり用意しています。
そのパンフレットさえ読めば、なんとなく学校の雰囲気がつかめるのは、写真が多いからかもしれませんね。
スライドではなく、プロが作ったような手の込んだビデオを放映することも多く、わかりやすかったです。
またパンフレットだけでなく、ボールペンなど学校の名前入りのアメニティグッズを配布していたり、
ペットボトルの飲み物などを用意してくださる学校もあります。
私立小学校にとっては、受験生が支払う考査料が大きな収入ともなるわけですから、
営業活動として、資料やお土産に力を入れるのも頷けますよね。
『ぜひうちの学校にいらしてくださいね!』というウェルカム具合が違う
私が国立小学校の説明会に参加して
『うちは私立一本のつもりでいこう』と決意したきっかけとなったのは
国立小学校は『ぜひともお子さんをうちの学校に!一緒に学べる日を楽しみに待っていますよ』的なウェルカムムードが感じられなかったこと。
私立の説明会では、学校の良さや先生方の熱意をアピールしてくれるのですが
国立小学校の説明会では
- 学校にお越しいただく機会が多い。それに協力してくれる保護者が望ましい
- 全員が中学校に進学できるわけではない
- かといって、中学受験に対応するような授業はやっていない
- 私立小学校のようなものを期待されて、「こんなはずじゃなかった」と言われるのは困る
- 通学制限はしっかり守ってもらわないと困る
- お仕事をしていても学校行事やPTAの手伝いには参加してもらわないと困る
- 設備にかけられる予算が少ないので、保護者の方々に金銭面も協力を頂くことになる
- 人手不足なので行事や勉強等々も、保護者の力によるところが大きい
- 1年のうち、かなりの日数を教育実習生が受けもつので、それが児童の教育面にどういう影響があるかということも理解したうえで志願してもらいたい
- 内部進学の方針などもいつ変わるか、わからない
などなど、
どちらかというとネガティブな情報をガンガンだして
けん制されているような気分になる説明会でした。
一方、私立小学校の説明会は
『大切なお子様の就学先に我が校を検討してくださりありがとうございます!』というご挨拶があったり
『ぜひ一緒にお勉強ができるよう、教職員一同お待ちしております!』的なお話があったりと
それが社交辞令であっても、『ああ、歓迎していただけているのだな』と思える言葉が多く、とてもうれしかったです。
さすがに最難関と言われる小学校は そういった受験生に媚びるような発言は一切なかったと記憶しておりますが(笑)
私は結局、第一志望だった私立にご縁を頂き
国立小学校に関しては、願書をだしたものの実際の考査は受けませんでしたが
結局国立小学校に進んだ知り合いに聞くと
まったくお金はかからないと思っていたのに、
初年度については、安い私立と変わらないくらいお金がかかったとのこと。
制服や備品の購入以外にも、施設費、設備費、後援会費などなどの名目で
私学でいう寄付のようなものを求められたりすると。
さらには、定期代もかかりますし、もしその後民間の学童に入ったり、
内部進学に備えて塾に通ったりすることを考えると私立小学校並みのお金がかかるかも~と嘆いていました。
説明会に参加している親の雰囲気が違う
私立小学校の説明会では、マタニティーやお仕事帰りのママなど
特別な事情がない限り、紺のお受験スーツ(ワンピース)、またはネイビーや黒などダークカラーのきちんと感のあるワンピースの方がほとんどでした。
あまり悪目立ちする方というのは
特に伝統校、難関校と言われる学校にはあまりいらっしゃいませんでした。
一方国立小学校については
もちろん大半が、お受験スーツやお受験ワンピのママ
クールビス仕様のお仕事着のパパという感じでしたが
けっこう、『どカジュアル』の方々もいたり
ちょっと散歩がてら寄りました、的な方もいたり
茶髪で長いネイルをしているような方もいて
私学の説明会とは、ちょっと違いました。
ペットボトルのお茶をラッパのみしながら話を聞いているパパもいたり。
ちょっと私立では考えられない光景も結構ありました。
国立小学校のいいところはやはり学費?
国立小学校のよいところは、
質のいい教育や、先進的な教育を実験的に取り入れる授業を受けられること
そして、いくら抽選といえども、ある程度幼児教室等で鍛え上げてきたようなご家庭が合格者の大半を占めるため教育熱心な家庭で育った優秀な子が多いこと
だと(個人的には)思っていますが、
これだけならある程度の私立小学校にも同じことが言えますよね。
やはり国立小学校の一番は、これらのすばらしいメリットを私立とは段違いの『安い学費』で享受できることはないかなと思います。
でも説明会に出てみて、学費の安さ=子供の使う施設、設備や、学校の広報活動等に使うお金がない…ということを身に染みて実感しました。
一方、私立は伝統校は校舎は古くて決してキレイではないところもあるかもしれませんが、ソフト面ハード面ともに大変充実しており
『このために高い学費、寄付金等が必要なのだな』と思います。
『お金が安い』から国立がいい!!というご家庭には
一度、国立の説明会に参加されて
『親が働いていようがいまいが、平等に参加しなければいけないPTA活動の多さ』や
『学費以外に支払わなくてはならないお金がある』ことなどを確認してから
受験されることをおすすめします。
※実際に面接で仕事をしながらどれくらい学校に通えるかを聞かれた方を存じ上げています。
また『国立小学校ならば、お金もかからず、のびのびとした校風の中で、
付属中学、高校と進める』と思われているご家庭も
実際は限られた内部進学枠のために、低学年から塾通いをされるお子さんがいるということも考慮に入れられたほうがいいと思いますよ。
うちのようにごくごく一般的な庶民的な家庭の場合、
経済的事情を鑑みれば、国立のほうが合っているとは思いましたが
我が家の場合は、小学校時代は内部進学枠などをあまり気にせずに、好きなことを目一杯やらせてあげたいという強い願いがあったため、私立を第一志望に掲げました。