皆さま、おはようございます。
今日も都内の小学校でも、少数ながら説明会や体験授業をされているようですね。
今度の土曜日(6月29日)は
- 青山学院初等部
- 桐朋小学校
- 立教小学校
- 聖ドミニコ学園小学校(男子体験ラグビー)
- 田園調布雙葉小学校
- 新渡戸文化小学校
- 自由学園初等部
- 聖徳学園小学校
- 明星小学校
などで体験授業や説明会等の公開行事があるようです。
予約が必要なところや、すでに予約が締め切られているところもあるかと思いますが
志願される方は、チェックしてみてくださいね。
さて
タイトルにあげました、
アドラー流『自分から勉強する子』の親の言葉(和田秀樹/大和書房)
を読みました。
このブログは小学校受験のご準備中のご家庭や、これから小学校受験をしてみようか悩み中のご家庭の方がご覧いただいているかと思いますので
タイトルからすると『小学校受験には関係ないのではないかしら』と思ってしまうかと存じます。
でも、内容的に とっても小学校受験にも役にたつなあと思ったことが多かったので
こちらで簡単にシェアしてみたいと思います。
※個人的に このポイントは小学校受験家庭にも役に立ちそうだなと思った見出しをあげてみます。詳しくはぜひ書籍をお手に取ってお読みくださいね
- 子どもの成長したいという気持ちを後押しする
「やってみたらできたね」「もっとできる?」「もっとやってみよう」
- 歯磨きのように習慣化させる
一定の時間机の前に向かって勉強するのが当たり前の習慣にさせる
- 親の「すごいね!」のパワーで野心が育つ
小さな進歩でも、子供にとっては大きな前進なので、
細かい行動をよく観察し、少しでも成長したら声をかけてあげること
- 小さいころの愛情の蓄積
読み聞かせ、親子で楽しみながら絵本を読んだ経験は、
勉強を教えてもらうことと、愛されているという感情を結びつける
- 結果を褒めて、行動を叱る
テストの成績が悪くても、その結果を叱らない。
叱るのは、あくまでも子供の行動。結果は変えることができないから。
- 「愛されて育つ」という強さ
私は自分に価値があると思うときにだけ、勇気を持てる
愛されて育った子は偉くなりたいと望む確率が高い
- 私が箸をうまく持てない理由
子供のできないことにばかり着目して、それを『お前は本当にこれが
できないな。』などと叱ることは、子供の自信喪失につながるだけで
できるようにはならない
- 自分の意見のある子、ない子の差
言いたいことを言うのと、相手を傷つけることは違う、
言われて嫌なことは、できるだけ言わないほうがいいけれど、みんなに合わせて
だまっているよりは、言いたいことをいうほうがいい
- 子どもが自信を持つ瞬間
自分が役にたっていると思えないと、人は周囲の人を敵視するようになる
〇〇してくれてありがとうという言葉かけが、子供に自信を持たせる
- 本物のリーダーシップがある子
旅行計画など親が一方的に決めたことに子供を従わせるのではなく
子供を対等な立場として扱い、意見を求めるようにする
- 上手に人間関係を築く
他の人を助け、他の人から助けられる訓練を受けなければ、人生にうまく
立ち向かう方法が学べない
相手に関心をもち、相手を理解する共感能力が大切
- 親の姿勢が試されるとき
どうすればいいか一緒に考えようかという対等な姿勢でいる
- 「勝つ経験」は積極性を生む
あなたは〇〇に関してはホントにすごいねという言葉がけ
何かでまわりの子に勝ったという体験が子供に自信を持たせて、
他のことにも積極的にチャレンジすることができる
- テストはツールにすぎない
「間違える場所がわかったね」という言葉がけ
失敗したところは、改善点がわかるヒントになる
- 必ず勝てるという信念をもつ
勉強ができない、スポーツができない、この子は性格が悪いと
『負け』ているポイントだけに注目せず、長所を伸ばすこと
「できなくても問題ないよ」
「とにかく何かで勝てばいいよ」
「そのうち逆転できるから大丈夫」と伝えること
他にも早生まれの子を励ます言葉がけの例なども載っていて
とても勉強になりました。
小学校受験をする方、
そして小学校受験の先に、中学受験も視野に入れている方には
とってもおすすめの本だと思います。
きれいごとだけではなく
社会の厳しさや勝ち負け、親の本音についても
子供に伝えていくという部分にも
とても共感しました。