泣き虫教育ママのお受験体験記

ど庶民サラリーマン家庭のフルタイムワーママとして、無謀にも超早生まれっ子保育園児であった我が子の小学校受験に挑み、第一志望校からご縁を頂きました。これからお受験に挑むママさんや、知育や幼児教育に興味があるママさんに情報をシェアできるブログを目指しています!

小学校受験のカミングアウトについての私の考え②

 

前回の記事はこちら

 

www.nakimushimama.work

 

前回の記事の続きです。

やっぱり起こったママ友トラブル

前回の記事の通り

お受験についてのママ友からの質問は

のらりくらりとはぐらかしてきていた私共親子。

 

これによって

「あの人秘密主義で感じ悪い」という評判がたったと

別のママグループから聞きました。

 

現に、これまでは子供同士も仲良くしていたので

送迎のときに一緒になると、同じ輪に加わってお話をしていましたが

完全に「仲間はずれ」状態になりました。

 

私はそれでもまったく気にしませんでした。

それどころかほっとしたのを覚えています。

 

お受験するしないなどに関わらず、いつも自然体で接してくれているママたちとの

つかず離れずのお付き合いのが、ずっと楽しかったです。

 

つかず離れず、自然にお付き合いできるママ友の中には、

私と同じように小学校受験を内緒にしているママ

(何となくお互い受験するのはわかっているけれど、あえて探ったりしないママ)も数人いました。

 

 

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ある日、お受験をオープンにしているママ友のなかで、諍いが起こったそうです。

(そのうちの一人のママから聞いた話)

 

Aちゃんが第一志望にしている小学校を、Bちゃんも受験すると言い出した。

それでAちゃんママとBちゃんママが気まずくなったと。

 

またCちゃんが第一志望にしている小学校を

Dくんが滑り止めにするということがわかり、ここも気まずくなったと。

 

そしてそれが子供同士にも影響を与えていると。

 

それみたことか!と思ってしまいました。

 

Aちゃんが第一志望にしているからって、Bちゃんがその

小学校を受験してはだめなんていう法律はないし

当然ながら誰しも受験する権利はあるけれど

Aちゃんのママが心中穏やかでなくなるのもわからないでもありません。

(それを表に出してしまう気持ちは理解しがたいけれど)

 

だからこそ、お受験をする話、

ましてや、「志望校の話」なんてしないほうがいいと私は思います。

 

これが、明らかに偏差値が高い人ほど合格率が高くなる中学受験とは違い

正直、模試の結果や偏差値がそのまま合否に直結しないのが小学校受験です。

 

それゆえ、いくらDくんの模試の成績がよくても、Cちゃんの第一志望の小学校に絶対は入れるわけではないのです。

 

お受験ネタで群れているママたちは、

同じ話題で話に花が咲いて

共通の目標があって、一時的には楽しいかもしれません。

 

でも、その先に必ず待っているのが「合否発表」です。

 

そのときに、親友のBちゃんが合格していて

最初からその小学校を第一志望にしていたAちゃんが不合格だったとしても、

翌日からまた園生活で一緒にならなくてはなりません。

AちゃんもBちゃんも子供ですから

「私はあの小学校受かったよ。Aちゃんは?」等の会話がなされるかもしれません。

 

そのとき嫌な思いをして傷つくのはだれかと考えたときに

私は、やはり小学校受験については、気軽に園のママ友にお話することではないのではないかと思ってます。

 

 

私は大丈夫と言ったママの末路

 

このお受験カミングアウト派のグループの中の一人のママに

一度だけ苦言を呈したことがあります。

 

「お受験はいいことだけど、あまり人に詳細を言わないほうがいいわよ。

ドラマでもやっていたけれど、結構ドロドロになるケースもあるみたいよ。

何より、万が一、自分の子が残念で、お友達の子が合格したとき

結構親も子もつらい思いするみたいだよ。

あなたのお子さんは優秀だそうだから心配ないと思うけれど、もしかしたらお友達の誰かが残念になってしまうケースもあるしと。

 

 

そのとき、そのママはこう言いました。

「私は大丈夫。万が一うちが不合格でも、AちゃんやBちゃんがその学校に合格したときは

おめでとう!って心から言える自信があるからカミングアウトしたの。」

 

「そうか。余計なお世話でごめんね。」そういって、その話は終わりになりましたが

 

結果、(現在)そのママは

そのお受験カミングアウト派のママたちとは距離を置いているようです。

 

伝え聞きですので、詳細は知りませんが

自分のお子さんは本位ではない学校に入学を決めたそうで

第一志望に合格したママさんと口を聞かなくなってしまったとか。

 

 

カミングアウトさえしていなければ

このママさんが、もし周りにカミングアウトさえしなければ

「うちの子がだめだったのに、この子はどうして??」というもやもやした気持ちはあったかもしれませんが

ママ友のなかで、気まずい状態になる必要はなかったでしょう。

ママ友のなかで気まずくならなければ、おそらく子供にも影響はなかったでしょう。

 自分の気持ちの中だけで悩んでいればよかったのですから。

 

でも、今やだれもが

「あのママは、お受験が残念だったから〇〇ちゃんのママに嫉妬している」

「だから〇〇ちゃんと、××ちゃんは最近一緒に遊ばないらしい」という噂でもちきりになっていて

園の行事にも出席しづらい状況が続いてしまっているようです。

 

また他のママさんは

「うちは全部落ちてしまったけれど、△ちゃんは、E小学校に合格した。

うちはE小学校に願書を出さなかったけれど、△ちゃんでも受かるなら

うちもE小学校を受けておけばよかった。

だってうちのほうが模試の偏差値や順位は上だったのよ!」

と、まくし立てていたと聞きました。

 

 

気持ちはわかります。

親としては、こうでも思わないかぎり

自分を納得させられないのだと思います。

 でもこういうことになって誰が得をするかって、

誰も得はしません!

 

受験をしていることをカミングアウトさえしなければ

子供が残念な結果だったことを誰にも言わなくて済みますし

 

自分の子供には

「パパとママが最後にくじ引きをして負けちゃったのよ。

あなたは立派だったのにごめんね」

「あなたは100点だったけれど、パパとママが面接で0点だったのよ」などと

と言ってあげればいいのです。

園の中や、ママ友を巻き込む必要なく、家庭内でおさまる話なのです。

 

だからこそ私は

これからお受験されるママたちの中で

幼稚園や保育園のママにお受験のことを話すべきかどうか悩んでいる方がいらしたら

「園のママ友にはお受験をおおっぴらに言わない」ことをおすすめします。

 

 

 ※今回と前回の記事は、私の個人的な思いと経験談です。

いろいろな考え方があると思いますし、その方を批判するつもりはありません。

ただ、お受験のことを園ママに隠したほうがいいのかなと悩んでいる方がいらしたら、

すこしでも参考になればなと思って書きました。

もし気分を害された方がいらしたら申し訳ありません。

 

 

 

 

 

カミングアウトしなくてもバレるときはある

そうは言っても

お受験は隠しても、ばれてしまうときが来ます。

 

  • お教室が一緒になったとき
  • 模試が一緒になったとき
  • 試験当日や願書提出、説明会等で出くわしたとき

私も必死で隠しとおしましたが、年長の夏の説明会では

数人に顔を見られましたし、

志望校の模試や説明会でばったり園ママと出くわしたこともありました。

 

良識あるママですと

見て見ぬふりをしてくれたり

会釈だけですれ違ったりしてくれますが

 

やはり園ママの一部は

「やっぱりここ受けるの?」

「他はどこ受けるの?」など根ほり葉ほり聞かれました。

 

私はここでも

「一応来てみたけれど、まだ受けるかわからないのよ」

「どうかしらね。とてもいい学校だけれど、うちなんかには敷居が高いかなと迷っているのよ」というスタンスを崩しませんでした。

 

おそらく絶対にバレているとは思いますが

それをオープンにしてぺらぺらとしゃべるのと

いくらバレていてもグレーゾーンにしておくのとでは

その後のことが全然違ってくると、私は思います。

 

ではお教室のママ友の間ではどうか

園ママには「お受験するかまだ決めていない」で通していましたが

もちろんお教室のママにはそうはいきません。

 

でも私が選んだお教室は、幸いにも良識のあるママたちが多く

決して最後まで面とむかって「どこが第一志望?」なんて聞いてくる方はいませんでした。

 

でもお互いにとるクラスや、模試でだいたい予想できるし

学校説明会でもほとんど毎回のように顔を合わせるし

「同じような学校を受けるのかな」と思っていても

聞きあったりはしませんでした。

 

 

例外は「学校別クラス」です。

これはもう言い逃れができないですよね。

その学校が第一志望だというのが前提ですからね。

 

学校別クラスは皆ライバルでピリピリなんていう話をよく聞きますし

実際そういう人も多かったですが

私が親しくさせていただいていたママさんたちは

同じ志望校を目指すだけあって、

教育方針や、趣味趣向が近いこともあり

とても楽しくお話できました。

 

もちろん受験の話も多少はしましたが(模試の予約が取れたかとか)

どちらかというと、お互いの仕事の話や

子育て論や今後の知育などについての情報交換が多かったかもと思います。

 

 

 

 

小学校受験の合否は想像以上にデリケートなもの

小学校受験を終えてみて

小学校受験の合否は、想像以上にデリケートなものでした。

 

大親友のように見えていた園ママ同士が、もはや

口も聞かないような仲になっていたり

 

ご縁を頂けなかったママがご縁を頂いたママの悪口を言っていたり

その逆にご縁を頂いたママが、ご縁を頂けなかったママのことを悪く言ったりしているのを見ました。

 

園ママではない、まったく別のママ友(超難関合格)も、

「誰が落ちても受かっても絶対また集まりましょうね」とお教室の仲間と約束していたのに

結局集まる約束をした日に1人しか来てくれなかったと言っていました。

 

彼女は、

「そりゃそうよね。私が逆の立場なら行きたくないもの。

私みたいにご縁を頂いていたって、

ご縁を頂けなかった方になんという言葉をかけたらいいかわからないから、

できれば行きたくなかったけれど、

行かなかったら行かないで、よく思われなそうで、苦渋の選択だったわ」と言っていました。

 

 

自分のことなら、どうにでもコントロールできますが

我が子のこととなると冷静でいられないのが親ですよね。

それは我が子への愛情だと思います。

 

だからこそ、私は、後々のことを考えて

お受験はヴェールに包んで、こっそりするほうがいい!

と思います。

 

 

今度は、子供への合否の伝え方についても

自分の考えを記したいと思います。