泣き虫教育ママのお受験体験記

ど庶民サラリーマン家庭のフルタイムワーママとして、無謀にも超早生まれっ子保育園児であった我が子の小学校受験に挑み、第一志望校からご縁を頂きました。これからお受験に挑むママさんや、知育や幼児教育に興味があるママさんに情報をシェアできるブログを目指しています!

小学校受験における模試の活用方法~偏差値や順位が気になる方へ~

 

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 (2022年10月加筆修正)

 

皆さまは小学校受験のための模試をもう受けていらっしゃいますか?

受けても受けても、思うような順位が出ない、合格判定に届かない

同じようにお受験教室に通っているお友達はA判定なのに、うちはいつもD判定…そんな悩みを持っていませんか?

 

我が家の場合は、年中から模試を受けておりましたが

最初の頃は、というか年長の春ごろまでは散々な結果でしたよ。

それが、少しずつ変化し、結果が出始めたのは、年長の夏休み明けくらいだったかなと記憶しております。

 

 以前、読者の方から、どんな模試を受験し、どう活用していたのかご質問を頂きました。

そこで今回は、我が家の模試の活用方法や結果に対しての考え方についてご紹介しておきます。

 

小学校受験の模試について悩んでいる方々の助けになる記事になるよう頑張って書いてみますね。

 

 

我が家が活用した模試

 信用できない某模試を受け続けた理由は、実際の私立小学校の校舎で受験できたから

 

年中のときから数回受けていた某全統系模試。(具体名は言わないでおきます)

正直、この模試については一切信頼をしておりません。

 

理由の詳細を書いておきます。

  • 返ってきた答案を見て、ペーパーの採点ミスが2回もあった
  • 親への解説時「絵画のテストについて、今回は細かいことは一切気にせずにAとBの2点で指示通りのことが描けている場合は、満点をあげます!」と言いながら、我が子はその2点がきちんと描けているのに満点ではなかった。
  • 安いとは言えない模試受験料を取っておきながら、毎回コメント欄がコピペで、お教室のお友達や園のお友達とまったく同じコメントだった。行動観察もやっているのだから、何かしら書いてよ!!!怒
  • 合否判定の基準がいまいちわからなかった

商売っ気しか感じず、一切好感は持てなかった模試です。

しかし、なぜこの模試を受けたかというと

 実際の小学校で模試を受けることができたから。

 

私はもし時間とお金に余裕があるのであれば

実際の私立小学校で開催される模試は、受けておくべきだと思います。

 

実際の小学校の机と椅子、体育館、トイレなどに足を踏み入れることは

「小学校ってこんなところかな」というイメージを描くのに役に立ちます。

たとえ志望校ではない学校が会場になっていたとしても

実際の小学校と、普段通いなれた幼児教室で受ける模試とは勝手が違います。

 

また、こういった誰でも簡単に受けられる模試は、

2大幼児教室であるJやSの生徒ではない、

名もなき小さな幼児教室で頑張ってきているお友達もたくさん受けます。

現に、我が家がお世話になっていた保育園でも

記念受験組さんが、この全統系模試を数回受けていたようです。

 

つまりお受験教育をしっかり受けているJやS会の子供たちではない

ごく普通のお友達と一緒に模試を受けられる絶好の機会なのです。

 

実際の考査では、常にお受験用の躾を受けている子供たちばかりが周囲にいるとは限りません。

 

実際の考査で、もっとも怖いものの一つとされているのが

隣の受験番号の子が「ひどい」場合のモライ事故です。

 

実際に考査本番で目の当たりにしたのですが

考査会場へ向かうために子供たちが親に「行ってまいります」と告げて受験番号順に列に並ばされているとき

隣の子にひどいちょっかいをかけられたり

執拗に話しかけられたりした子がいました。

その子は最初は無視していたものの

耐えられなくなり「やめて!」と大きな声を出してしまったのです。

 

そのお子様がどうなったか存じませんが

見ていた親御さんは 辛かったと思います。

本当に気の毒でした。

 

 

全員がきちんとしすぎていない、

つまりお受験訓練をされていない子供たちが多い環境でも

自分を律していられるかを訓練する場として

こういった模試(誰でも気軽に受けられる模試)は、役立つと言えます。

 

つまりこのタイプの模試は場慣れのために受けるものであり、結果は気にしなくて大丈夫です。

(気にするとしたらペーパーの苦手項目はどこかな~くらいでいいかと思います)

 

(追記:実は採点ミスは 某大手(2大大手ではない)でもありました。

お電話で指摘したところ、解答用紙の返送を求められることもないまま

新しい採点結果が返ってきた、といういい加減っぷりでした。

点数や全体の順位は上がっていたのに、

志望校ごとの順位や判定はそのままになっていて、

「ずいぶんといい加減なものだな~。同じ幼児教室主催の模試でもSやJとは大違いだ」と思いました。

採点ミスって、ほんの5点だったとしても 

本番では合否が分かれる可能性があるもので

子供相手だからって もっとちゃんとしてよっ!と思いました。)

 

 

 

 

某大手幼児教室の定例模試と学校別模試は受けられるものはすべて受けた

某大手幼児教室のの模試は受けられるものはすべて受けました。

定例の模試と、学校別模試です。

 

某 大手幼児教室の模試の良いところは

模試当日に、解説が詳細になされることです。

採点ミスは私が毎回確認できるかぎりの範囲ですが、ありませんでした。

 

また結果分析も細かく、とても分かりやすかったという印象です。

(とくに学校別模試は、この傾向と対策のお話を聞けるのが非常に有意義でした)

 

振り返ってみてひとつ言えるのは

定例模試のほうは毎回は受けなくてもよかった

ってことです。

 

 

 

普段のお教室で会うお友達や先生の顔が多い中で受ける定例模試には

『場慣れ』という効果もあまり期待できません。

模試=場慣れのための場所というイメージでいた私にとっては

正直、要らなかったなという印象です。

もちろんここであまりに順位が悪い項目があれば

「おうちでもう少しフォローしようかな」

「お教室で取るクラスを増やしてみようかな」という参考にはなりました。

 

 

 

志望校別模試については

予約するのが大変ではありましたが

受けておいてよかった~~という印象です。

 

何度も記事内でお伝えしているかもしれませんが

志望校別模試は、本番さながらです。

 

会場こそ本番とは違いますが

おそらく同じ学校を受けるであろう保護者や子供たちが揃う、

その空間の緊張感は、味わっておいても損はないと思います。

 

場慣れ、ではないですが

試験の方式や傾向にばっちりあった問題に慣れておくこと

きっと同じ学校を受けるであろうお友達と

なるべく多く顔見知りになっておくことで

本番の緊張を少し和らげてやれるということもメリットです。

 

 そしてこの志望校別模試の際に

お教室からもらえる様々な解説や情報は とても役に立ちました。

 

 

 

通っていたお教室の模試は「できないことを見つけるため」に活用

 

我が家は、通っていた大手幼児教室以外にも

目的別にいくつかのお教室にお世話になっておりました。

 

これらのお教室もそれぞれ模試を開催していました。

 これも日程の許す限り受けてきました。

 

これらのお教室の先生方は

普段から我が子のことをよく見てくださる先生方ですので

「模試」といっても緊張感はあまりないのですが

 

普段子供のことをよ~くみてくださっている先生だからこそ

我が子の「穴」を見つけてくださるし

逆に良いところにも気づいてくださいます。

 

どんな大手の模試よりも

この普段のお教室で受ける模試のフィードバックが

一番、その後の学習計画にも役立ち

実際の合否につながったものだったと思います。

 

 

だらだらと書いてしまって申し訳ありません。

実際に経験した私の完全なる主観をまとめると

 

  • 志望校別模試(学校別模試)は大手で最低3回は受けておく
  • 全統系模試の結果は見ないで捨ててよし
  • 普段のお教室で子供の長所や補うべき部分を指摘いただくのが一番的確

ということになります。

 

模試の結果は

とりあえず平均点(月齢別の)くらい取れていれば

そんなに神経質になる必要はないと思いますので

とにかく場慣れや、傾向と対策のためという目的で

数回は受けておくことをおすすめします!

 

おまけ:付加価値の高い模試を選ぶ

模試の中には、子供が模試を受けている間

大したフィードバックや解説もしてくれない模試もあります。

 

高い受験料を払っているのに

後日、回答用紙と解答集と

誰にでも当てはまるような定型文のフィードバックを送ってくるだけの模試よりも

 

せっかくなら

子供の模試の最中に

30分だけでも 親向けに近年の小学校受験の出題のトレンドや

学校別の情報等を詳しく教えてくれたり

後日、個々にフィードバックをしてくれるなど

+αの付加価値があるものを選ぶほうが得策です。