小学校受験の考査というのは
ただ単にペーパー問題を解かせたりするわけではありません。
学校によってとても特徴的な考査を行うこともあります。
その小学校がどんな考査を行うかというのは、
その学校がどんな子供や家庭を欲しがっているかが分かるヒントになっていると思います。
ぜひどんな考査を行う学校か事前によく研究しておくことをおすすめします。
今日はそんなちょっと特徴的な考査をする学校について
少しご紹介します。
※私が知っている情報がすべてではありませんし
実際に受験していない小学校の考査については、あくまでも本やお教室で知った情報のみですので
志望校、併願校の考査内容については、過去問を購入しじっくり研究することをおすすめします。
特徴的な考査内容
お弁当持参の考査
女子校の中には、実際にお弁当を持参して
考査の最中に食べるということをする学校もあります。
食事のマナーや、きれいな食べ方、お箸の使い方などは
一朝一夕にどうにかなるものではないと思われますので
もし過去にこういった考査を実施している学校を受験される場合は
早めに対策をスタートさせておいたほうがいいのではないでしょうか。
絵本や紙芝居の考査
「お話の記憶」として絵本や紙芝居を使う学校もあります。
また絵本を使用しなくても、長いお話を読み聞かせ、その内容を問うという考査をする学校もいくつかあります。
また絵本や紙芝居を読み聞かせている間の子供の態度等をテスターがチェックすることもあるため
知能テストでもあり、行動観察でもあると言えると思います。
普段から親子で読み聞かせをしたり
月齢よりも少し上の子供たちを対象にした長い(字が多い)絵本を読むことに慣れておくといいかもしれません。
おうちでの生活を見られるような考査
パジャマに着替えて、お布団を敷き、それにシーツをかけるという考査や
お片付けをする、配膳を正しくするというような考査…
前述のお弁当考査と同様、家庭での躾や教育方針が表面化してしまうような試験をする小学校も少なくありません。
服をきれいに畳む。折り畳み傘をきれいに畳むなど
テクニック的なことはお教室でいくらでも練習できますが
こういった生活巧緻や生活の知恵などを見られる試験の場合、
付け焼刃の対策では、太刀打ちできないように感じます。
こういったことを年長さんになってから、なんとかしようと思うと
大変ですので
お受験を考えはじめたら、なるべく早く家庭でお手伝いをさせたり、躾をしっかりしたりすることからスタートしておくべきではないかと思います。
学校の傾向を知るためには過去問研究と志望校別模試がポイント
同じペーパー試験をするにしても
筆記用具として鉛筆を使う学校、クーピーを使う学校、サインペンを使う学校、いろいろあります。
絵画を書くときも、クレパスなのか、クーピーなのか、色鉛筆なのか
または普通の鉛筆なのか、小学校によって異なります。
子供たちは考査当日は、知らないお友達、知らない先生、知らない環境の中でがんばらなくてはいけません。
どんな試験になるのか、何をやらされるのか、があらかじめ理解できていると
多少緊張も和らぐでしょうし
落ち着いて考査に臨めるのではないかなと思います。
一般的なペーパーと行動観察と面接のみ、という小学校は別ですが
ちょっと特徴的な考査内容の学校を受験する場合は、
ぜひ一度、志望校別模試を受験してみてください。
できれば第一志望~第3志望くらいまでは
志望校別クラスをとらなくても、
せめて模試だけは一度受けてみるといいと思います。
学校別の試験の内容や特徴、傾向と対策については
大手幼児教室に入会すれば
とても詳細に教えてもらえます。
とくにJのほうは、その資料の内容量は他の追随を許さないほどの完成度です。
冊子にして渡してもらえるので
突然併願校を変えるときも、その情報冊子されあれば、
ある程度理解できるのが魅力です。
今週のお題「平成を振り返る」
ライバルのSも、同じように多くの情報がありました。
このどちらかに在籍しておけば、
とりあえず情報難民にならなくても済むと思います。
小学校受験は情報戦です。
受験する学校の傾向と対策を知るための活動を
早め早めに初めておくことをおすすめします。
本当に知りたい情報は少ないですが
一般の方でも見られる学校別情報のサイトを見つけたので
ここでシェアしておきます。