我が家は、0歳児から
受験を見据えて、ではなく、知育の一環として幼児教室に通わせていました。
そして3歳からは、お受験もするかもしれないし、、、ということで、お受験にシフトも可能な幼児教室に入れていました。
でも年少さんのとき、はじめて学校説明会に参加して、「これだ!!」と思い
慌てて、もっと本格的にお受験に臨めるお教室を探し始めました。
新年中さん(お受験界の不思議な言葉。小学校受験は11月スタート@東京が多いので
お受験教室では、11月が新学年スタートとなります。ただ実際は11月にはまだ皆さん進級していないので、「4月から年中さん」の子たちを「新年中」、「4月から年長さん」の子、つまり受験まで1年を切った受験生を「新年長さん」と呼びます。になる数か月前、(つまり年少さん、たしか5月ごろですね)、
いったいお受験って何なんだろう。
そもそもうちみたいな普通の(もしかしたら住んでいる地域では普通以下)の家庭にチャンスはあるの?
きつくないの?
家にトイレが4つくらいあるおうちじゃないとお受験なんてしてはいけないの?
親戚一同が全員素晴らしい学歴と社会的地位をもっていないと受からないの?
そういう都市伝説のような噂をたくさん目にし(@某掲示板等々)
頭がパンクしそうだった私ですが
まずは、あちこちのお教室に足を運ぶことにいたしました。
まず一番初めに体験・見学に行ったお教室Aは
- 中堅の中でも大手に近いという感じ??
- でも規模のわりには合格実績の数字が少ないような?
- 新年中クラスは1クラス8人くらいだったかな?
- お受験教室にしては月謝は高くない(3~4万円だったような記憶)
その教室は親が参観できたのですが、とにかく教室が狭かった。
その狭い教室で ペーパーや絵画工作はまだしも、体操までやるというから驚き。
体操はここじゃどうしようもないよな、実際はきっと小学校の体育館とかで試験するのだろうし…と思って、ちょっと残念。
先生は8人の生徒につき2人。「今日は一人先生がお休みしているのよ」と先生はおっしゃったけれど、お休みしたら別の先生がシフトに入るとかできないのだろうか。
そして、お受験お受験していない幼児教室にしか通ったことのない我が子が、新年少さんから通っているメンバーを差し置いて、平均的に全てにおいて出来がよかったので驚きました。
こんなもん?
他のママさんが
「ほらね、そんなに恐れなくても、皆まだこのレベルなのよ。今からでも全然遅くないから、お受験しましょうよ~」
とやたらフレンドリーに話しかけてくださったのを昨日のことのように覚えています。
でも、当時別に大したことがなく普通だった我が子が、この教室では輝いてみえるということに、親としてはうれしいものの、「この教室の指導力ってどうなのかしら」とちょっと疑問に思ったのは事実。
でも週に一回の通塾で、総合クラスといって、お受験に必要な「ペーパー、絵画、制作、行動観察、体操」すべてやってくれて(つまり、一個一個の時間が短いとも言う)シンプルでよいなあとも思いました。
しかし、そのあとの先生との個人面談(というか勧誘タイムですね)で
「今日、〇〇さんのお子様の右となりにいた子、びっくりしたでしょ。あの子のおかげで体験に来たご家庭、結構引いてやめちゃうのよ。※ものすごくお行儀が悪く、授業妨害してばかりの男の子でした」「でもね、あの子家柄的に一番いいの。だから。」
「え、だから何?」と内心思いました。
だから他の生徒さんに迷惑かけても、貴重な合格をもらえる子だから大切なの。という意味???
そして、「お母さまはどんなお仕事?どこの学校を出られているの?」と今度は私たちの家庭への質問。
「第一志望はどこをお考え?」
「いや、うちはまだ受験してみようかなというレベルでして。私立だったら〇〇小学校とかいいなあと思いますけれど」
「〇〇小学校?無理!そんな簡単じゃないし、縁故があるわけではないのよね。××小学校とかならいいかもしれない。今日見ていて、とても賢そうなお子さんだから××小学校がんばってみる?」
××小学校は倍率1.3倍くらいの小学校というのは知っていたので
「そこを目指して2年も毎月3~4万円かけてがんばるってどうなのかしら」と思ってしまった私です。
今は小学校の倍率=その学校の教育のレベルではないと知り、その××小学校のすばらしさもわかったつもりではおりますが、当時は〇〇小学校?無理!と一刀両断されたショックと、ほとんどの方が合格をもらえる小学校に「2年間がんばってみる?」と言われたことで、かなり落ち込み、小学校受験にネガティブな印象をもってしまったのです。
とりあえず、この幼児教室の先生には「検討します」と言って教室をあとにしました。
そしてその足で、B教室の見学へと急いだのでした。