受験で何が一番つらかったですか?と問われるならば
私は願書のシーズンと答えるでしょう。
願書を提出するのは、都内の小学校の場合、10月の頭というところが多いかと思います。
そこでしっかり満足できる仕上がりの願書を提出するためには
9月までにはすべて構成が出来上がっていなくてはなりません。
なんならペン字通信講座も、受講を終えていなくてはならないです(笑)
夏前に願書のお見本(前年度の願書のコピー)を渡される
お教室に通っている方々は
おそらく、昨年度の願書のコピーなどを先生から渡され
「これに下書きをしてきてください。添削します」と言われているのではないでしょうか。
私も確か3月くらいに願書のコピーを山ほど頂き
夏休み前までに一度下書きをしておくくらいの気持ちで用意しておいて
7月には添削に提出してくださいと言われていました。
7月8月は夏期講習やら模試やらで本当に疲弊しているとき。
このときに、「受けるかどうかもわからない学校」の分まで願書を用意するつらさはなかったです。
私は第一志望がはっきりしており、併願校も2つまではイメージできていたのですが
他はまったく食指が動かなかったため
7月の願書添削スタートのときは3校分しか提出しませんでした。
思い入れがしっかりある小学校でしたし、
年少からずっと説明会や学校行事にも出ていた学校ですので
先生からお墨付きをもらいました。
願書の参考書から文章を拝借した願書で熱意をアピールなんてできるわけがない
ここまでは良かったのですが
とりあえず、第一志望と第二志望を中心に、日程的に可能で
この学校なら「もし受かったら通ってもいい」と思える学校には
すべて願書を出しておくようにと先生から言われていたので
他の学校の願書を書き上げなくてはならず、苦労しました。
なので、私は、「どうせまだ受けるかもわからないし」と
第1~第3志望の学校以外の願書は、願書マニュアル本をぱくりまくって書いておきました。
お教室の先生から、「〇〇さんの家は、わかりやすいですね。本当の志望校の3校はあんなに文句のつけようのない願書を書いてきたのに、他の学校の願書はまったく心に響いてきませんでした。すっかすかなイメージです」と返却されました。
願書には、やはり親の願いや熱意がでるものなのでしょうね。
願書の清書あるある!最後捺印でへまをする
9月、ほとんどの学校の願書が出そろい、
清書をする時期です。
この時期は直前期でもあるので、子供のお勉強を見るのも大変です。
帰宅し、食事を作り、食べさせ、入浴や身支度をしたあと
お受験の取り組みをさせて、寝かしつける。
ここでもう10時です。
それから自分が入浴し、たまった家事をし
願書の清書が始まるのが12時前。
そこから眠い目をこすって丁寧に鉛筆で下書きし
そのうえをペンでなぞる。
最後の最後にハンコを押す瞬間、
ハンコにつけた朱肉が黒だったとわかった瞬間の
あの気持ち(笑)
気を取り直してもう一枚、書き損じ用に余分に買ってきた願書に
同じ作業をし、今度こそ間違えないように間違えないようにと神経を張り詰めて書く。
すっごく疲れる作業でした。
これをうちは12校分やりました。
中には書き損じ用の願書2枚も書き損じて、
翌日、願書を急いで追加で買いに行くというアクシデントもありました。
気持ちがこもればこもるほど、願書をミスったり
小さな文字の乱れが気になったりするので
書き損じ用は2枚くらいは用意しておいたほうが安心だと思います。
そんなこんなで願書の下書き、添削、清書(一校につき、2日かかることも)で
私の7月8月9月は終わっていきました。
お受験教室の待ち時間、暇なときは美文字を練習するといい
何かを書くことは大好きな私ですが
字が汚いので、書きあがった願書をみても、満足いくことはなく
ペン字だけは、やっておけばよかったと後悔しています。
まだ春は比較的余裕があると思うので
お教室の待ち時間など、
ペン字講座やペン字練習帳などを使って、美文字練習をすることをおすすめします。
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どんなにいいことが書いてある願書でも、乱筆で書かれていると
「読む気が失せる」はず。
だって先生方は何十人、何百人の願書を読まないとならないのですもの。
少しでも目に優しく、丁寧なご家庭というイメージの願書を仕上げるためには
ペン字を習うのってとてもいいことだと思います。
入学後の備品への記名も憶することなくできますしね。
私は今遅ればせながら、美文字活動しております。
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