泣き虫教育ママのお受験体験記

ど庶民サラリーマン家庭のフルタイムワーママとして、無謀にも超早生まれっ子保育園児であった我が子の小学校受験に挑み、第一志望校からご縁を頂きました。これからお受験に挑むママさんや、知育や幼児教育に興味があるママさんに情報をシェアできるブログを目指しています!

小学校受験で中学受験校を受験すること

 

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うちの場合、小学校受験をする理由のひとつとして
「中学受験を避けてあげたい」という思いがありました。


自分自身、中学受験で難関校を目指すなかで
好きだった習い事や、本当は目指したかった夢をすべて諦めさせられて
毎日毎日、週に8回塾や家庭教師の授業を受けてきました。

 

当時はまだ中学受験をする家庭というのは
今ほど多くなく、クラスでも半分以下でした。

 

きっと今は、当時よりも熾烈な受験戦争になっているのではないかなと思うと
子どもを自分と同じ目に合わせたくない、
のびのびと自分の好きなことに没頭させてあげたいし
小学校からの幼馴染と、そのまま同じ中学校に進ませてあげたいという願いがありました。

 

併願校選びをするときに
お教室の先生から「もう何校か受験したいなら、●●小学校や○○小学校はどうですか」と勧められたのが
ほとんどのお子さんが中学受験に挑む、いわゆる「中受校」でした。


でも我が家はきっぱり「NO」を出し、
中受校は受験しませんでした。

 

それは中学受験を回避したいという思いもあって、庶民なのに無理してお受験にチャレンジしているのに
これで私立小学校に入れて、また中学受験を目指すというのは
気持ち的にも、お財布事情的にも無理だったからです。

 

 

一貫校を目指すお受験ママたちの多くが中受校も視野に入れた理由とは

我が家のように、できれば中学受験を回避したいなという願いで
小学校受験をするという家庭も多いと思います。


でも、年長の夏になると
うちと同じように一貫校を目指すママたちの多くが
中学受験が必要になる小学校の受験も考えだしていました。

 

その理由は下記のようなものでした。

  • もし志望している一貫校や大学付属校にご縁を頂けなかった場合、中学受験でリベンジしたい
  • どうしても私立小学校がいいので、中受校も選択肢のひとつに入れておきたい
  • 中学受験校は、中学受験に対して理解があり、応援体制も万全なので学力が伸びそうだから
  • 大事なのは最終学歴。難関私大の付属小学校に入るか、中学受験校⇒御三家中高から難関私大(国立大)に入るか、その過程が違うだけ。だから付属校だけではなく中受校も受けておく

なるほど~
思わず私も中学受験校を受けたくなりました。

 

 

 

中受校にもいろいろある

中学受験校として知られる小学校の中には
付属の中学校や高校を有する小学校もあります。
(中には女子は中学に進めるけれど、男子は外部に出るしかない小学校などもありますよね)


できれば、そのまま内部進学してほしいなあという思いが強い学校と
内部進学しなくてもいいから、どんどん難関中学校に挑んで「中受校」としての名をあげてほしいと思っている学校があります。

 

前者の学校の場合、中学受験に挑むと決めたら、
内部進学できる付属の中学校への切符を絶たれてしまう学校もあれば


後者のような小学校の中には
内部進学の推薦をもらい、保険をかけた状態で安心して
他の中学校も受験できるという学校もあります。

 

絶対に中学校からは外部に出るか、公立に行くかしかないという学校もあれば
付属の中学に進むか、外部受験をするか、公立に行くかを、6年間のうちにじっくり考えられる小学校もあります。

ほとんどが内進を希望しない付属の中高にも専門性や特色を持たせ
「内進も悪くない」と思わせてくれようとしている小学校もあります。

 


中受校を選ぶときのポイント

「中学校から偏差値の高い難関校や、東大等への進学率が高い学校に入りたい」という思いで
小学校受験をする場合、どういうことに気を付けるべきなのでしょうか。

 

保育園のママ友で、上のお子さんを中受の有名小学校に入れた方がいて
お話を聞くことができました。

 

このママは、パパがドクターで開業医。できれば子どもに跡を継がせたい。

だから小学校受験時は、中高一貫校(医学部に合格する人が多い)の付属小学校と中受校のみを視野に入れたそうです。

 

このママが、どの中受校を受けるか選んだポイントは


・家から通いやすい
 (通塾をメインに考えたいので、通学に無駄な時間をかけたくない)


・中学受験をせず内部進学をする児童の割合がなるべく低い学校


・小学校で、(表向き中受の為ではなくても)学力を向上させるための工夫やプログラムを多用している小学校

ということでした。

 

逆に「ここはやめておこう」と思った中受校のポイントは


・児童が中学受験をすることを応援はするけれど、学校として学力向上のための特別なプログラムをやっていない学校


・内部進学する児童も一定数いるので、高学年になっても行事が多い学校


・家から遠くて、平日の塾の開始時間に間に合わない学校


だそうです。

 


私個人の考え

「中受校」として名をはせているA小学校の先生と個別相談でお話をさせて頂いた際に

「御校は、すばらしい進学実績を誇っているし、学校でも学力がつく工夫をされていますが、やはり進学塾は必要ですか?」とお伺いしたところ

 

「学校も、中受に対応できる学力をつけるような工夫をしています。
こんなことや、こんなこと、こんなこともやっています。
ただ、中学受験をするほぼ全員が、進学塾にも通っているようですね」とお答えがありました。

 


また「中受校」とも言われているけれど、併設する中高に内部進学する児童も多いB小学校の先生とお話した際は

 

「うちの場合、小学校ではまったく中受の対策をしません。
もちろん受験の邪魔はしませんし、応援はします。
ただ中受対策として学力面強化をしたい方は全員塾に行っていると思います。
だからわが校は、中学受験のお勉強は塾でやってもらうとして
せめて小学校ではのびやかに、楽しく遊んだり、協力したりすることを教えていきたい」
とおっしゃいました。

 


どちらのタイプの学校も
結局中受する子どもたちというのは
私立小学校に通いながら、進学塾に通うのだということが分かりました。

 

だったら
B小学校や、公立小学校のように
せめて小学校で過ごす時間くらいは、子どもらしく楽しく
偏差値とは無縁の中で過ごすというのもひとつの選択肢なのではないかなと思ったりしました。


中受校の説明会や個別相談会へも積極的に参加してみよう!

一言で「中学受験校」と言っても
さまざまなタイプがあるということがお分かりいただけたでしょうか。

 

我が家のように「中学受験をするのであれば、公立小学校でいい」と思っているご家庭でも、一度「中受校」と言われる小学校の説明会や個別相談に参加してみるといいと思います。

 

「ああ、こういう選択肢もあるよね」

「我が家の最終目標は、東大に入れることだから、小学校で私大の附属に入れるよりも中受校を選ぶほうが、近道ともいえるかもね」など

新たな発見があるかもしれませんよ。

 

中受校の中でも、しっかり心の教育をしてくれる学校もありますよ~。