小学校受験といえばあの独特なお受験スーツですよね。
濃紺のシンプルな半袖ワンピース(ひざ下丈)に揃いのジャケット(なかなか単品使いがしづらい独特な丈のジャケット)
「本当にああいうTHEお受験スーツでないとだめなの?」と疑問に思っている方もいるのではないかと思います。
では実際、私が小学校受験の考査会場で見てきた保護者の方はどんな感じだったかをご紹介したいと思います。
小学校受験 ママの当日の服装は??
- 小学校受験 ママの当日の服装は??
- 8割は超定番のお受験スーツ
- ちょっとおしゃれなお受験スーツは少数派だけど、いた!
- 濃紺スーツ以外の装いの方も
- バッグも7~8割はフォーマル用のレザーハンドバッグ+サブバッグ
- 結論 悪目立ちさえしなければ大丈夫
- 小学校受験は子どもが主役!親は悪目立ちせず、控えめで常識的であればOK!!
- お受験スーツを選ぶときに注意すべきポイント
8割は超定番のお受験スーツ
「お受験スーツ」と検索するとでてくるような、ど定番のお受験スーツをお召しのママがほとんどだったと思います。
形はそれぞれ微妙に違う(へちま襟だったり、テーラードだったり、ノーカラーだったり)のですが
パンツスーツや、普段オフィスで着用するようなテーラードのスーツをお召しの方は
私が見た限りいませんでした。
ちょっとおしゃれなお受験スーツは少数派だけど、いた!
THEお受験スーツをお召しのママがほとんどを占める中、ちょっとおしゃれなネイビーのスーツをお召しの方もほんの少しだけですがいらっしゃいました。
上はノーカラーの丸首ジャケット、下はプリーツスカート の濃紺スーツのママや
裾がちょっとふんわりとしたワンピースにゆったりとしたジャケットのママや
ひざ下丈のタイトスカートに、小さな襟のジャケットでハイヒール等々。
おっ!この人は一味違う!と思わせる雰囲気は出しているものの、そういう方も色は濃紺や黒などで派手派手しさはありませんでした。
お受験以外でも、仕事やお食事会、入学式などでも活用できそうだし、「私もこっちにしたらよかったかも~」と思ったりもしましたが、初めてのお受験だった私がそんな冒険をする勇気もなく。今振り返っても、まじめなTHEお受験スーツで良かったと思います。
濃紺スーツ以外の装いの方も
学校によるのですが(事前面接がある学校では、考査当日には親は付き添いだけだったり、そもそも親の出番が一切ない学校もあるので)
おしゃれなシルエットのワンピース姿のママ、シャ〇ルのツイードのジャケットのように分かりやすくブランド品を装っているママ、ライトグレーのジャケットに黒のパンツのママも見ました。
先生がこれをどう見るかはわかりませんが、目立っていたことだけは確かです。
特にブランド物と分かる装いをしていたママを、皆さんちらちらみていましたね。髪型も巻き毛にハーフアップで、ハーフアップしているバレッタもブランド物でした笑
ちなみに国立小学校の場合(我が家は抽選には行ったものの、先に私学が決まっていたため受験しておらず、考査当日の様子はわかりませんが)、
説明会や抽選の日は、もちろん大多数がお受験スーツのママでしたが、
中にはおどろくほどカジュアル(チノパンとか、布バッグとか)の保護者の方もいて、「これが国立受験の世界かあ~」と驚きました。
バッグも7~8割はフォーマル用のレザーハンドバッグ+サブバッグ
バッグもほとんどのママさんがフォーマル用のレザーのハンドバッグにお受験サブバッグをお持ちでした。
あとは、
- 某ブランドだとはっきりわかるバッグ
- ブランド物だけれど、分かりやすいロゴやモノグラム、金具などが入っていないバッグ(ボッテガヴェネ〇やロ〇ベのような)
- リクルートバッグのようなかっちりしてシンプルなビジネスバッグ
- 実用的な大き目のトートバッグ
などを持っている方も結構いらっしゃいました。
私は、フォーマル用のレザーバッグはもってはいたのですが 財布とハンカチ、鍵を入れたらほかに何も入らないバッグだと、サブバッグのほうにいろいろと詰め込むことになり、
受験票などが折れてしまったり、スマートに取り出せなくなったりするのを避けるため
仕事にも使っていたシンプルな黒のレザーのハンドバッグ(フォーマル用よりは大きい)を持っていきました。
もしまだレザーのフォーマルバッグをひとつも持っていないのであれば、これから先も活用する場面が多いので、良いものを買っておいてもいいでしょう。
結論 悪目立ちさえしなければ大丈夫
悪目立ちしたくない、子供の足をくだらない意地でひっぱりたくはないというママは
いわゆるお受験スーツにフォーマルバッグが一番無難だと思います。
でも、年齢も体型も全然違うママたちが、全員同じような服を着ている姿は異様な雰囲気もします。日本ならではの光景ではないでしょうか。
私個人の意見ですが「この親、常識ないな」「礼節をわきまえていないな」と学校に判断されてしまうような悪目立ちファッションさえしなければ
ダークカラー(紺やダークグレーなど)のスーツに、白いブラウスでもいいのではないかと思います。
(ただブラウスは着くずれたりして落ち着かないかも)
あのクルミボタンのお受験独特のスーツでなくても、きちんと感のある素材のネイビーのワンピースとジャケットのセットアップなどでも全然OKかと。
もちろんセレモニー用のラメラメの入ったツイード上下は、いくらネイビーだとしてもやめたほうがよいと思いますが。
小学校受験は子どもが主役!親は悪目立ちせず、控えめで常識的であればOK!!
私は多くの小学校の学校説明会に参加してきましたが、某幼児教室主催のセミナーに参加されていた3校の校長先生・教頭先生のどなたかが「お母様のお洋服などは見ていません」という主旨のお話を笑い話としてなさっていたのを記憶しています。
(すみません、どこの先生がおっしゃったかは失念してしまいましたが)
結局は、子どもが主役でありますから、子どもよりママが目立ってしまったり、畏まった場で非常識だと思われてしまったりする服装は避けなくてはなりませんが
都市伝説のように言い伝えられている
「〇〇小学校は××のブランドのスーツが好まれる」
「▲小学校は、3つボタンのテーラードのスーツでないとダメ」
などについては気にしなくていいです。
いわゆるお受験グッズショップで販売されているような典型的なお受験スーツの中から、ご自身の好みのものを選んでおけばいいでしょう。
お受験スーツを選ぶときに注意すべきポイント
このみのお受験スーツを自由に選べばいいとはお伝えしましたが
ただし、
- 膝下数センチの余裕があるもの
- 首元がぱかぱかしないもの
- サイズが合っているもの
- しわになりにくいもの
- 濃紺のもの
- 手入れがしやすいものも1着もっておくと便利!
というポイントは押さえておきましょう。
背の高いママは、膝丈になってしまうお受験スーツもあると思いますが、膝丈ですと面接で腰を掛けた際に完全に膝がでてしまいます。
座ったときも膝が隠れる丈感が必要です。
また、胸が大きい方やお腹や下半身がふくよかな方は、大きめサイズのお受験スーツを選ぶかもしれませんが、その場合、首元に隙間ができがち。お辞儀をしたときに胸もとが見えてしまう可能性もあるので注意です。
今は通販サイトでもサイズ違いのお受験スーツを着比べられる「試着システム」を導入してくれているところが多いので、試着してご自分の体形に一番あったものを選びましょう。
座っている時間や移動時間も長いお受験では、しわになりやすい素材かどうかも気になるポイントです。
お受験スーツは秋に着るものと思う方も多いでしょうが、実際には春からバンバン着用します。
- 学校説明会
- 個別相談会
- 合同相談会
- オープンスクール
- 公開行事
- 模擬面接
などは、親もお受験スーツを着用します。
秋のお受験本番ではウール100の高級素材を着用するにしても、真夏や初夏には暑くて着ていられません(汗をかくので都度クリーニングも大変です)
こういうときのためにポリエステル素材で自宅で簡単にケアできるスーツも一着もっておくと大変便利です。