泣き虫教育ママのお受験体験記

ど庶民&ダメダメな泣き虫ママのお受験体験記 ワーママのずぼら育児や弱音、試してみた知育などもご紹介しています。

小学校受験 青山学院初等部への告発の記事をきっかけに考えたこと

おはようございます。

 

昨夜、書きかけていた記事が一気に消滅してしまい

ショックでブログやめたくなりました。

 

 

どうしても一言書きたかったこと。

それはこの週刊誌の記事についてです。

「青山学院理事長らのお受験口利き疑惑で内部調査」
bunshun.jp

 

 

これに対して

青山学院は調査報告書を公表しました。

www.christianpress.jp

 

 

 

 

 

受験生とご家庭が気の毒

私が初めてこのニュースを知ったときの感想は

これでした。

「今年の青山学院の新一年生、今年の受験生、そのご家庭が気の毒」

 

 

小学校受験に真剣に挑んだ方なら

小学校受験に「縁故」「コネ」「紹介者」「関係者」「親が出身」「紹介状」「兄弟枠」等々は

受験の合否にまったく関係ないはず!というふうに思っている方はいないと思います。

悔しいけれど。

生まれた環境が大きくかかわるのが小学校受験なのかもしれないなと思います。

 

でも、同時に

「縁故」「コネ」「紹介者」「関係者」「親が出身」「兄弟枠」等のいずれかをもっているご家庭だとしても

 

(だからこそ)必死で受験準備や対策をしている姿を見てきたという方も多いと思います。

 

逆に、「絶対にご縁を頂ける」と思われていた(ある程度のコネクションがあった)ご家庭でも残念だったケースも見てきたのではないかと思います。

 

 

だから

このニュースが流れたことで

青山学院側が調査報告書の内容を公表してくれたとはいえ、

なんとなくお受験に対して「やっぱりね」「黒い世界」「名門小学校に通っている子はどうせコネね」というような変なイメージがさらに強くなってしまったように思って

 

とても残念です。

 

 

なにより、必死で頑張って青山学院初等部のご縁を頂いた各ご家庭やお子様に対して

 いろいろ言う人が増えてしまうと思うと、とても悲しいです。

 

 

この告発をしたX氏夫妻は、

自分たちも「小学校に裏から入れてほしい」と思って

高額な寄付をしたり、接待(ただし青学側は接待を受けた事実はないとしています)をしたりしてきたわけでしょう。

 

それなのに、(残念な結果だったからなのかは定かではありませんが)今度は学校を告発する…

 

もしX氏のお子様が合格していたら

「HPでは推薦状も寄付もいらないといっているのに

私たち家族には推薦状も寄付も出させたな!よくも口利きしたな!」とは言わないだろうな~。

 

うちのようなど庶民家庭は、高額な寄付も接待もすることはできませんし

毎日コツコツと子供にお勉強等をさせる以外に道はありませんでしたが

 

いくらでも縁故がありそうな立派な家庭でも、

あぐらをかいて何もしないようなご家庭は

少なくとも私の周りには見当たりませんでした。

 

 

私が近くで見てきた合格を頂いている家庭の多くは

「親御さんが立派なご職業」「裕福」「親のどちらかがご出身」「兄弟が在校生」等の有利なポイントがあったとしても、

 

 誰よりも努力をされていて、「うん。この家庭なら納得!合格は当然だな」と思わせてくれました。

 

だからおそらく、今年青山学院初等部に入学される方の多くは

「生まれた家がラッキーだった」以外にも、必死に努力されてきたのではないかなと思うわけです。

もちろん残念だった方々も同じように努力されてきているとは思うのですが。

 

 

 

でもこういったニュースがでたことで、実際に小学校受験を経験したことのない人たちは、色眼鏡で見るようになってしまうと思うのです。

「結局学校側は否定しているけれど、接待されて寄付されてるよね~。やっぱりそういう世界なのね~」というふうに。

それが気の毒です。

 

青山学院初等部に限らず、すべての私立国立小学校の在校生、新一年生、受験生が

より そういう目で見られやすくなってしまうことは

とにかく残念です。

 

 

 

学校のHPのQ&Aの矛盾

 

こちらが噂の青山学院初等部のHP内

よくある質問のコーナーです。

 

http://www.age.aoyama.ed.jp/admission/qa.html

 

保護者の学歴や職業が受験に影響しますか。

受験に当たって青山学院への寄付金、入学予約金を払うことがありますか。

家族や親族に卒業生がいることで、優遇されますか。

紹介状や推薦状の必要はありますか。

などの質問と、それに対するアンサーがあります。

 

 

同じように

慶應義塾幼稚舎もこういったQ&Aページを設けています。

 

www.yochisha.keio.ac.jp

舎長及び教職員との面会はできますか。

保護者の離婚が受験・合否に影響しますか。

保護者の学歴や職業が受験・合否に影響しますか。

紹介状や推薦状の必要はありますか。

 

 こちらは早稲田実業初等部。

同じくQ&Aに

国籍、家族構成、保護者の学歴・職業などは、合否に関係ありますか?

紹介状や推薦状の必要はありますか?

などの項目があります。

 

我が家のように、コネや自慢できるような職業がないという家庭でも

これらのQ&Aを見たらほっとするかもしれませんね。

 

www.wasedajg.ed.jp

 

 

でも実際に入学してみると

または、合格者の顔ぶれを見ると

 

「え?このホームページほんと??」と思うことも多いかもしれません。

 

政治家の関係者、大企業の御曹司やご令嬢、芸能界スポーツ界の大御所、経営者や医師・弁護士の方々等が私立(一部国立)難関小学校には大勢います。

 

そうでなくても高学歴、高収入の家庭が圧倒的多数を占めているし

兄弟で通っている家庭は多いけれど、ひとり親家庭はいない(少ない)し

ぜったい家族構成や親の仕事も関係あるだろ~と思うと思います。

 

 

でも、よく見てください。

幼稚舎も早実も(以外の多くの他の学校もですが)

受験に当たって、何か特別な準備が必要ですか。

入学試験には、どのようにのぞめばよいのでしょうか?

という質問に対して

特別な準備は必要ありません。志願者のありのままの様子を知りたいと考えています。

入試では、お子さんの普段どおりの姿を見せていただきたいと思っています。
そのためには、お子さんの当日の体調には万全を期してください。

と回答しています。

 

説明会等でも「お教室でお勉強しなくてもいい。そのままの子供を見たい」ということをおっしゃる学校は多いです。

 

でも受験生の親はこれを信じますか?

信じないですよね。

 

というか、学校としては本当に「幼児教室なんていかなくてもいいよ」と思っていたとしても

実際の合格者のほとんどは、どこかできちんと準備をして試験に臨むでしょう。

 

中には説明会に参加できなかったことが合否に影響がありますか?というような質問に対し
「合否には一切関係ありません」と書いている学校もあると思いますが

実際、それを真にうけて、「説明会に行かなくていいや!」と思う人がどれくらいいるでしょうか。

 

HPには学校の表向きの方針がでているのかもしれませんが

実際の小学校受験の土俵には、

このHPのQ&Aを真に受けている家庭は少ないと思います。

 

 

 

うう~ん。こういうナイーブなテーマなので

なんとなく回りくどい言い方をしてしまっていますが

つまり

 

小学校受験は

「建前上の決まり事や子供の点数だけでは測れない部分を見ている」一面がある…ということを親は忘れてはいけないのではないかなと思います。

 

要するに小学校受験にたとえ失敗したとしても、それは

子供が悪かったわけでも、ご家庭が「悪い」わけでもなく、

学校との「ご縁」がなかっただけ。ということなのでしょう。

 

 決して「家庭力」という面では秀でるものもなかった(親ばかですが、子供は相当頑張ってくれたとは思います)我が家が合格したのも

本当に単なる「ご縁」に過ぎないのだと 心からそう思います。

 

 

小学校受験とは就職試験に似ている

 

よく言われることですが

小学校受験は大学受験や中学受験等とは違い

就職試験に似ている…と思います。

 

 

就職試験においては

採用、不採用の決定が完全に会社に委ねられています。

 

企業としては

「体育会系で根性や礼儀、諦めず最後までやり抜く力がある」学生も欲しいし

「いい大学を出て偏差値やIQが高い」学生も欲しい。

でも「愛想がよくて、素直で人を惹きつける魅力のある」学生も欲しいし

さらには「将来会社に大きな利益をもたらしてくれるだろう縁故がある」学生も欲しいと思うでしょう。

 

こういう人材を採用して

会社全体をすばらしいコミュニティーにして

利益をあげていこう!とするわけです。

 

これは小学校受験に通じます。

 

 

 

 

小学校受験は

例えば

「元気で明るくて、一緒にいて楽しくなるような魅力的な子」

 

「お友達とトラブルを起こさなそうな優しく穏やかな子」

 

「愛校心が強い家庭の子」

 

「勉強が特別よく出来て、知的好奇心も高く、将来すばらしい大学に進学してくれそうな優秀な子」

 

「運動能力がすばらしく、その世界で学校の名をあげてくれそうな子」

 

「大企業の御曹司で、将来うちの大学の学生を採用してくれそう」

 

「学費や寄付金をしっかり払える高所得な家庭の子」

 

「在校生や、これから入学してくる未来の子供たちのためにも学校の施設を充実させるのに協力してくれそうな家庭の子」

 

「両親の雰囲気が穏やかで上品。そんな家庭の子」

 

などそれぞれの学校が

 「こういう子がいたら、いい学校、いいコミュニティーになりそうだな」と思える家庭や子供かどうかを見ているのだろうなと思っています。

 

コネがなくても、セレブでも政治家でもなくても、合格をつかめるのか

 

私の素人考えですが。

 

もし我が家のように

自分の家庭が大企業の創業一族でも、

高所得者でもなく、高額な寄付とも無縁だと思ったら

 

それを嘆く前に

その他の部分を伸ばしていけばいいのではないかな~と思います。

 

もちろん小学校受験は、そんなに甘いものではありません。

特に絶対難関校!と思っている場合は、本当に甘くないです。

 

でももしも小学校受験(難関校)にチャレンジするなら

できるだけの努力をしておいたほうがいいと思います。

 

うちの話だけしても信じてもらいにくいですので

別の例を出しますが

 

お教室でご一緒だったママで

ある難関校の願書締め切り数日前に急に受験を思い立った方がいます。

どうせ受けても受かるはずがないと願書すら買っておらず、

私は予備を持っていたので、送って差し上げることにしました。

そして見事合格しました。

この方がコネではないのは明らかですよね。

でもその難関校に合格し、進学を決めました。

コネではありませんでしたが、お教室ではひときわ目立つ「できる子」でした。

 

もう一人、ある難関校に合格したお子さんは

同レベルの難関校にも合格しました。

どちらも小学校受験した人なら喉から手がでるほど欲しい合格だったと思いますが

「難関校一校しか合格しないと縁故だなんだと外野に言われるから、

ぜったいに両方合格しておきたかった」とパパがおっしゃっていました。

 

こんなことからわかるように

小学校受験において、合格者の全員が

生まれてきたお家のおかげで履けるゲタを履いている子ではないということは

言えると思います。

 

 

 

 

 本来は生まれた環境や、親の経済力で

子供に合否をつけるということは無しにしてほしいと思います。

どちらも持ち合わせない我が家には悔しい話だからです。

 

しかし

小学校受験においては、

まだ5~6歳の子供ということもあり

大学受験や中学受験のように

本人の学力だけを見ても、「不確か」ですよね。

だから、どうしても違う面も見られてしまうことを、

それがいいことか、わるいことかは別にして

ある程度理解しておくことができないとつらいです。

 

そういうことが許せない!理解できない!という家庭は

中学受験からスタートするほうがいいかなと思います。

 

 

 

我が家は、ラッキーにも志望校に合格を頂けたのですが

だからといって全面的に「小学校受験ばんざい!」ではありません。

 

「え~やっぱり小学校受験ってそういう世界なのね」と思ってしまったこともありました。

理不尽なことも、不公平だと思うことも、たくさんあり、

傷ついたことも、悔し涙を流したこともありました。

 志望校への合格がわかったときは、その分、震えるほどうれしかったですが。

 

でも小学校受験って、いろいろひっくるめて小学校受験なのですよね。

 

 

 

 

個人的には「小学校受験をする子は特別」「難関小学校に行く子は特別に優秀」ということはないと思っています。

その子の家庭が特別というケースは多いですが(笑)

子供本人の優劣なんて、5~6歳ではわからないと思っています。

 

最終的に子供が幸せに育ち、生きがいや生涯の友や伴侶を見つけ、

心身共に健やかに前向きに生きていけるかどうかが問題なのであって

小学校受験なんて、(合格したから言えるとか言われそうですが)

たいしたことではないのです。

私立にいっても、引きこもる子もいれば、公立から世界を動かす逸材もでるのです。

 

それなのに、今回騒動になった青学初等部に裏口から入ろうと

親が権力やお金にモノを言わせて

あれこれ小細工し、あげく告発したX氏夫妻は、

 

すべての学校関係者や在校生、受験生に影響を与えてしまいましたし

 

こんな騒ぎを起こしてしまったら

未来永劫、Xさんのお子様のそのお子様が初等部に入りたいと思っても

それこそ「ご縁を頂けない」ということになってしまいますし

Xさんのお子様にも決していい影響はないのではないかなと心配します。

 

なんだか切なく、悲しい気持ちになるニュースで

めずらしく熱く語ってしまいました。

 

 

明日から、また通常に戻ります。

もしこの記事を読まれて、不快に思われた方がいらしたら

申し訳ありません。