昨年に引き続き
今年のお受験も 多少なりともコロナの影響を受けてしまいそうですね。
青山学院初等部のようにノンペーパー校だった学校が
通常個別個別審査で実施していた内容をペーパーテストとして出題する
幼稚舎やさとえ学園では 考査にタブレット端末を導入する
聖心女子学院初等科では、共同での絵画製作を中止し、個別テストにする、
など
大きな変化もあった昨年のお受験。
今年も 何かしら 変更があるかもしれません。
そこで今回は 去年(2021年度)各校がどういったコロナ感染対策をしていたかについてまとめてみます。
ざっと見る限り、すべての学校が細心の注意を払って 感染対策をしていたことが
わかるかと思いますが
例年(コロナ以前)にはなかった新たなルールも多く設けられており、
そのルールに従える(=自分たちはもちろん、周囲の人も感染させないという
周囲への配慮やマナーがある)かどうかというのは 重要なチェックポイントになると思います。
各校、当然ながら
マスクの着用や 手指消毒、手洗いなどは徹底させると思いますので
マスク嫌いのお子様や どうしてもマスクがずれて「鼻だしマスク」「あごマスク」になってしまうというお子様、
そして消毒や手洗いの正しい仕方が わからないお子様は
今のうちから しっかり練習しておくといいですね。
今年のお受験組は とっくにご存知の情報かもしれませんが
まとめてみることで 何かの参考になれば 幸いです。
2021年度考査~一部私立小の感染対策まとめ~
※昨年秋に実施された内容で、今年の秋のものではありません。
予めご了承ください。
白百合学園小学校
受付時間を受験番号によって細かく分けることや
保護者の付き添いを減らすことで 密を避けたようです。
- 保護者の付き添い1名まで
- 学校内の滞在時間の短時間化
- 受付時間の細分化(受験番号によって)
- マスク着用
- 検温
等
学習院初等科
学習院と言えば、の あの受験番号くじ引きを使い捨て用紙に変えるなどの配慮があったようですね。
- 体温測定
- 入試1週間前から受験者・保護者の健康記録の提出
- 手指の消毒
- 受付・保護者面接ではアクリルパネルを設置
- 受験番号くじ引き用紙の使い捨て化
- 控室の移動なしに変更
- 共用品の都度の消毒
- マスク着用の徹底。
- お手洗い及び水道の光触媒溶液の噴霧による減菌
等
雙葉小学校
両親と子供の面接から 保護者1人と子供の面接への変更は
志願者にとっては大きな変更点ですね。
- 面接時 両親と子供⇒保護者1名と子供に変更
- 受験、面接時は アクリル板を使用
- 志願者が触れるものを新品にする、消毒する
- 受験者が一度に集まらないように配慮
- マスク着用
- 検温
等
聖心女子学院初等科
経験上、受付時は 結構密になりがちなので
受付時間の延長は とてもいい対策ですね。
- サーマルカメラ設置
- 一教室に入る志願者数を減らす
- 受付時間を延長し混雑を緩和
- 広い場所の提供
- アルコール消毒・健康観察カードの提出要
- 面接場所や控室の変更
等
成城学園初等学校
行動観察の内容を変える学校は 他にも多かったようです。
- 来校日数の短縮
- 各部屋での換気・消毒
- 物に触れる試験を減らす
- 行動観察試験での関わり合いを減らす
等
暁星小学校
暁星小学校は
コロナ対策の一環として、クーピー12色、ハサミ、セロハンテープ、スティック糊などを各自持参して製作をしたらしいですね。
- 検温、健康観察カードの記入
- 来校者数の制限
- 集団で密になる試験内容は実施しない
等
立教小学校
除菌シートの配布など 細かいところにも気を配っているようですね。
- 検温記録用紙の作成
- 正門での検温
- 水筒持参
- マスク着用の徹底
- 換気
- 受付でクリアボードを設置
- 除菌シートの配布
- 集合会場の座席指定
等
日本女子大学附属豊明小学校
使用したものを一回ずつ交換したり消毒しながらの考査ということで
保護者も安心ですね。
- 待合室での密を避ける
- 受付で検温、手指の消毒、マスクの着用を依頼
- 考査中はソーシャルディスタンスを保ち、接触を避けるよう配慮
- 使用した道具や教材は1回ごとに全て新品と交換
- 机やイス、ドアや手すりの1回ごとに消毒
- 面接では面接官との間に飛沫防止パーテーションを設置
等
聖学院小学校
試験前の2日間を「休校」にするという徹底ぶりと、代替え受験日の用意など
「受験生」のことをとても考えてくれている小学校なのだな~という印象です。
- 試験当日は付添は1名
- 入り口での検温、手指消毒、間隔を空けての着席等
- 試験の前の2日間は休校
- 試験当日、濃厚接触者や熱があるなどの心配がある場合、代替え日の受験可能
等
目黒星美学園小学校
集団観察なしということでも、1教室あたり10人で考査を受けていれば
テスターの方も一人ひとりの受験生をしっかり観察できそうですね。
- 集団での観察試験は行わない
- 試験を3部制とし、1教室あたりの人数を10人とした
等
トキワ松学園小学校
こちらも行動観察の内容や、会場を変更して対策しています。
- 検温、手洗い、マスク着用の徹底を依頼
- 1グループの人数を例年より減らして実施
- 自由遊びを中止して、先生との遊びのみに限定
- テスト会場を、体育館という広いスペースに変更
等
昭和女子大附属昭和小学校
保護者集団面接のテレビ中継の実施など 思い切った試みをしています。
- 個別面接の実施。
- 健康調査票の提出をお願いした。
- 子ども同士の接触を避けるため、集団遊び・行動観察を中止した。
- 保護者集団面接は各部屋に分かれ、テレビ中継で実施した。
等
川村小学校
面接日を事前に分けてすることで、密になる環境を避けたり
審査終了したら都度解散できるようにするなど 工夫がされています。
- 一般個別審査における保護者面接を審査日当日の実施から事前実施へと切り替え
- マスク着用の徹底
- 上履きへの履き替え、検温、手指の消毒
- 換気、机・イスの消毒
- 滞在時間を短くするために審査が終了した受験生から解散できるように進行
等
聖ドミニコ学園小学校
特徴的なお弁当の試験が廃止されました。
- 全員マスクを着用
- 健康チェックシートの提出
- お弁当の試験を廃止
- 保護者の引率は1名のみに限定
- 面接ではマスク着用でパーテーションを使用
等
東京都市大学付属小学校
受付でフェイスシールドを配布するという徹底した対策が取られていたようです。
- 清掃・消毒・換気など衛生管理を徹底的
- 受験生および保護者も、消毒・マスクの着用、検温
- 受付で「健康状態確認書」を提出しフェイスシールドを着用してもらう(受付で配布)
- 控室の人数は通常の50%に減らし、座席間隔を前後左右1m開けた。
- 受験生同士が接触しないように配慮して行動観察試験を行った
等
宝仙学園小学校
日程、内容ともに大きな変化があったようですね。
- 1回の試験人数を減らして実施
- 保護者待合室の人数を減らす
- 一般試験を(従来は1日だが)2日間実施
- 接触をする集団行動(積み木遊び)を中止
等
泣き虫教育ママ的まとめ
今回は、具体的な考査内容の変更や
出願方法の変更等ではなく
考査当日、会場でどういった感染対策がなされていたかということについて
まとめております。
さきほども申しましたが
学校側は
「考査会場がクラスターや感染源になってはいけない」
「受験生や保護者、学校の児童や教職員を守ろう」という想いから
かなりの手間暇お金をかけて 対策してくれており
それに対して「親子ともに きちんとマナーと思いやりを持ってルールに従う」姿勢があるかどうかは 学校側も見ていると思います。
お子様だけでなく
普段から、鼻だしマスク、顎マスクになりがちだったり
いくらマスクをしているといっても、
他の方々が集まっているところでくしゃみや咳を連発したり
アルコール消毒や手洗いをおろそかにしたりする癖がある保護者の方は
今の時期から 意識して行動を直したほうがいいかもしれません。
また幼稚舎やさとえ学園のように
テスターの説明や、発問を タブレットを使ってする学校も
出てくる可能性もあるかもしれないので
少なくても 数回は、 タブレット端末に触れる練習をしておくことも
おすすめします。
参照サイトはこちら