泣き虫教育ママのお受験体験記

ど庶民サラリーマン家庭のフルタイムワーママとして、無謀にも超早生まれっ子保育園児であった我が子の小学校受験に挑み、第一志望校からご縁を頂きました。これからお受験に挑むママさんや、知育や幼児教育に興味があるママさんに情報をシェアできるブログを目指しています!

共働きお受験ママにとっての祖父母の存在

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我が家は 完全な共働き核家族世帯です。

パパの実家は、気軽に子供をお願いできるほど近くはありません。

私の実家は そこまで遠くはありませんが、お受験中もフルタイムワーママをしていた私は、子供を保育園に朝早く預け、夜になってからお迎えに行きつつ

あまり人の手を借りず、お受験準備を進めてきました。

(習い事はすべて土日。 お受験準備を始めてからは、土日は朝から夕方まで受験教室、模試等々で忙しかったです)

 

お教室で一緒だったフルタイム共働き家庭の方々の多くは

「祖父母がものすごく近くに住んでいる」 という方々でした。

 

同じ敷地内に住んでいたり

同じマンション内に住んでいたり、同居していたり。

 

私はどうしてものときは有給を取って対応せざるを得なかったのですが

お教室の送り迎えや講習の申し込みなどにも

おじいさま、おばあさまがいらしているところもよく見かけました。

 

 

 

お受験で共働き家庭に必ず聞かれるのは

「緊急時、お仕事中でも、ご両親のどちらかがお迎えに来られますか。

もし難しいときは、どなたか親族の方がお近くにいらっしゃいますか。」

という類の質問だと思います。

 

 

恐らくコロナ禍でさまざまな緊急対応を余儀なくされてきた私立小学校ですから、

来年以降も、緊急時にスムーズに連携が取れる保護者を求める姿勢は変わらないのではないでしょうか。

 

 

このとき、理想的な答えは

何かあれば仕事よりも子供を優先して親が対応する覚悟だが

万が一のときは学校の近くにすぐに連絡が取れて
子供のためにすぐに動ける祖父母(または親族)がいる

 

という答えかもしれません。

 

 

お受験をする共働き家庭であれば

こういった質問をされた際、誰しもが

「何かあれば学校を優先して飛んできます」と言うでしょう。

でも現実的に それがなかなか難しいということは学校側もよくご存じです。

 

 

私も実際、仕事中に学校から

子供の体調不良があるので すぐにお迎えに来てほしいと連絡があったとき

「すぐに伺います。」とお答えしたものの

「そんなに急がなくても大丈夫ですが、何時頃になりそうですか」という先生からのご質問に、即答できませんでした。

 

すぐに出るといっても まずは上司や同僚に報告し

カバーしてもらいたいことを伝えて

来客や訪問の予定がある場合はその対応もあったりします。

 

自分の裁量でお仕事をされている方であれば

とりあえず飛び出す!ということができるかもしれませんが

私の場合、そうもいかないので

 

会社から学校への所要時間+30分程度は見て頂けるよう

学校にお伝えし、その通りに到着しましたが

学校に到着した際

「お仕事中でいらしたのに、こんなに早く来て頂いて、とてもありがたい」と言われました。

 

 

 

他のフルタイムで働くお母様のお話を伺っても

(緊急事態ではなくても)学校から電話がかかってきた際に

「学校からの電話に気が付くのに1時間かかった」

「会議中で、学校に折りかえし電話がなかなかできなかった」

という方は多々いらして

 

恐らく学校側も

「仕事を持っているお母さんは、なかなか連絡が付きづらい」と思っていると思います。

 

 

 

ですからバックアップ要員として

祖父母や叔父叔母など親族が近くにいるというのは

共働き家庭にとっては、とてもいいアピールポイントになると私は思っています。

 

 

「普段から仕事が忙しいので、近くにいる祖父母に預けることが多い」というと

学校側からすると「親が子供と接する時間が少ないのかな」という印象を持たれてしまうかもしれませんが

 

「共働きで、夫婦ともに忙しい日は、隣に住む祖父母に見てもらっています。

私たち夫婦だけでは気が付かないような子供の長所を見つけてくれたり

我々とは違う視点で子供を見守ってくれている存在がいることは 大変心強いです」

 

 

「同じマンション内に、祖父母や親族が住んでいる為、私達夫婦が忙しい時期は、必ず親族の誰かが子育てに協力してくれています。

親以外の大人や、年上年下の従兄弟たちと関われることでよい影響を与えてもらっています」

というような形で

家族の絆や、仲の良い雰囲気をアピールしつつ

「共働き家庭ですけれど、たくさん助けてくれる親族がいますよ~」ということもアピールしていけば

学校側のフルタイム共働き家庭に対する不安のひとつを払拭することができると思います。

 

 

今、近くに祖父母や親族がいない、という方々の場合も

お受験に向けて「緊急事態が起きたときのバックアップ要員」について

早めにご夫婦、またはおじいちゃま、おばあちゃまで話し合っておくほうがいいかもしれません。

 

 

国立私立小学校の多くは、入学してからしばらくの間は

毎日学校まで送迎することを保護者に課していたり

特に課されてはいないけれど、1学期の間は風習で送迎する家庭が多かったりする学校もあります。

 

 

 

入学後すぐというのは

不安なこと、わからないことを相談する相手が欲しい時期ですし

これから長い間のおつきあいになることもあるし

同級生の保護者同士がつながっているほうがベター。

 

色々な人とお話したり、連絡先を交換したりしやすいこの時期に

例えマストでなくても「送迎」をしておいたほうがメリットが多い場合もありますので

その期間は、共働きであっても できるだけどちらかが有給をとって送迎して、

保護者に顔見知りを作っておいたほうがいいと経験上思いますが

 

 

私のお受験仲間のお一人は

ご両親ともに大変お忙しく、1か月もの間有給を取ったり、仕事を抜けたりするのが難しいという方がいました。

 

その方のお子さんが進学された学校は1か月は送迎がマストだったようで、

面接の際も「1か月の送迎は大丈夫か」と聞かれたそうです。

 

その際に、

「なるべく子供優先で仕事は調整するが、1か月間はどうしても難しいので

その期間は 実家の祖母に上京してもらい、送迎を担当してもらう約束をしております。それ以降も長期休みや仕事の繁忙期などは、全面的に両家の実家がサポートしてくれるよう体制ができております。」と答え、

実際に 送迎期間はその通りにされたそうです。

(それでも最初の数日は、ママご自身で送迎し、ママ友を作ったそうです。)

 

このように

学校側にも「それなら大丈夫だろう」と思って頂けるように

具体的にサポート体制について説明できるように準備しておくといいと思います。