C教室にもお世話になりながら、並行して見学と体験をしていたのが
D教室です。
こちらは本当にこじんまりしたお教室でした。
ここに入会したのは、指導内容のバランスが良かったことと
少人数でしっかり見てもらえそうだと感じたこと。
そして、うちの子が一番苦手とする「人前で何かすること」を毎週課題として課してくださっていること。
こちらのお教室では、毎回、絵本や歌など、何か自分が一生懸命覚えてきたことを
皆の前で発表するというコーナーを設けていたのです。
うちの子供みたいに、普段はしっかりお話ができても
人前では緊張して泣き出してしまうこともあるようなシャイっ子の場合は
お受験って絶対難しいと思うんです。
お教室の先生にお尋ねしたところ
「泣き虫でもご縁を頂けることもあるわよ。学校はプロだから、本当はどんな子か見抜いてくださいますよ」と言われたし
学校の先生にも相談したところ(個別相談会で)
「泣いているから落とすということはないですよ。しっかりその子の本質を見ますから大丈夫ですよ」と言われましたが
やはり、この異様な恥ずかしがり屋、恐ろしいほどの人見知り場所見知りをしてしまううちの子が、考査当日、スムーズに会場に入ることすらままならないよな気がして
とても不安でした。
ですので、このD教室に初めて見学にいったとき
どんなに時間がかかっても、人前で発表をさせてくれる、第一声がでるまで待ってくれる、この先生にお任せしてみようと思ったのです。
これ、重要だと思うんです。
実際C幼児教室でも似たような取り組みをされていたのですが
ぴりぴりした父兄が参観している中、
発表ができなくても、何の手助けもしてくれなくて
子供は針のむしろ状態。
もじもじしている子供は、ここでだいたいそのプレッシャーに耐えられず泣き出します。
泣くと、先生が「はい、では後回し!次!」って感じなのですよね。
こうなってくるとシャイで人前が苦手な子はますます人前が嫌いになってしまう。
D教室の場合は、まずとても少人数なので、あまりプレッシャーがないことと、先生が「それじゃあ、最初はどんな言葉だったかな。先生のお耳にだけ教えて~」というように優しく優しく、シャイっ子たちの気分を乗せて、
蚊の鳴くような声だったとしても、発表ができたときは
割れんばかりの拍手をサブの先生とともに送ってくださっていました。
でも、この気に入っていたお教室も、半年ほどで辞めました。
このお教室をやめた理由は3つです。
お気に入りだったD幼児教室をやめた理由とは
我が家の志望校の対策をしてくれなかった
このD幼児教室は、準大手と言われる教室の、あるひとつの校舎だったのですが
我が家が希望していた小学校の対策なら、「別の校舎のほうが実績があるから
移ってもらいたい」と言われたこと。
実はこのD幼児教室、ある超有名小学校のお膝元にあるお教室。この小学校と、この小学校の併願校としてよく挙げられる小学校の対策をする方がとても多かったのです。
私は、このお教室を運営する母体の会社自体は、あまり好きではなく
この校舎のこの先生のやり方が好き、お教室のお友達とそのママの雰囲気が好き、みたいなところで通いはじめたので
校舎を変えてまで、ここのお教室に残るメリットをいまいち感じなかったので、退会を考えはじめました。
C幼児教室をやめた理由のひとつでもある「志望校の対策をしてくれない」という同じ理由で、またもや塾をやめるのは正直「あほか」という感じで自己嫌悪でした。
これからお教室を選ぶというご家庭がいたら、
早め早めに学校説明会に参加したり、私学展でいろいろな学校を比べてみて
「この学校がいいな」という学校を定めてから、その学校に強いお教室を選ぶというのもひとつの手段だと思います。
だいたい「〇〇小学校 幼児教室」とか検索すれば、その小学校への実績があるお教室がヒットします。
もしうちのように志望校が決まっていない状態でお受験準備を始める場合は、
大手教室でゆるく総合クラスを受講し、新年中になるタイミングで志望校に近い別校舎に移動して、志望校別クラスをとる、というのが一番スマートなやり方だと思います。
サブの先生たちが、絶対に学生バイトだと思う
D幼児教室は小規模なお教室だったので、生徒数も、先生の数もとても少なかったです。
確か年中さんクラスで6人くらいかな。先生はメイン一人。サブ一人でした。
でもメインの先生が席を外すこともよくあり
(小規模校なので、年長さんからの問い合わせ対応などで、
メインの先生が電話口に呼ばれることも結構ありました)
そんなときはサブの先生の出番です。
このサブの先生、とてつもなく若いんです。
雰囲気が若い、ではなく明らかに学生さんじゃない?っていう感じなのです。
メインの先生が席を外すと、このお姉さん先生がクラスを進めるのですが
子供たちは男の子も女の子もうれしくてメロメロになっていますけれども
親としては、「難関校の小学校受験って、学生さんのバイトにみてもらって合格するほど、甘くないと思う・・・」というもんもんとした気持ちが沸き上がってきました。
メインの先生の目が届かないときは、子供が机に突っ伏していても、特に注意してくれないし、色塗りを雑にやっていても「お上手~」としか言わない。
月5万近い、決して安くないお月謝を支払っているので、やはり経験を積んだ先生に見ていただきたいなと感じました。
お受験用のお教室の多くは、生徒さんが一クラス10人~20人いたりしますので
メインの先生以外に、サブの先生やアシスタントの先生が数人ついているというケースが多いです。
お教室の規模が大きければ大きいほど、実際我が子に手取り足取り教えてくれるのはサブの先生だったりするわけです。
ですから、お教室選びの際には、サブの先生がどんな人かもしっかりチェックしておくといいでしょう。
うちが通ったお教室のいくつかは、お受験成功組のママをパート的に雇ってサブにつかせているところもありましたが
遠くない過去に、実際ご自分の子を合格に導いていたママにサブとしてついてもらえるのは、結構よかったなと思っています。
注意してくださるポイントが、的をついていることが多かったです。